本を通して世界と出会い直す
こちらは、『休学舎』のオンラインショップです
人文系の本を中心に店主がセレクトしました。
新品本には『NEW』のタグをつけています
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Tired Of No.1 特集 ちゃんとしなくていい路上
¥2,200
内容紹介 レーベル遊と暇が発行。コンセプトは「遊びの居場所を耕す雑誌」です。 この世界に、街に、生活に、心の中に、もうすこしばかりの「遊び」が生まれることを願って、あらゆる視点で「遊び」を捉えなおしていくための企画をあつめています。 創刊号特集は、「ちゃんとしなくていい路上。」としました。誰にとっても一番身近な公共空間である路上は、遠出が制限された2020年の私たちにとって、とても大切な空間でした。そんな空間のあり方を、国内外、様々な分野の人々と一緒に考えていきます。 目次 特集『ちゃんとしなくていい路上。』 008 [Interview]ストリートプレイのための条件_Alice Ferguson、嶋村仁志 020 [Report]あたらしい日常のための非日常_於:松陰神社通り商店街 030 [Dialogue]余儀なくされた関係が道をひらく_久保健太、溝口義朗 048 [Interview]身体を通じて都市に刻む_田中研之輔 056 [Interview]スケートボーダーに出会った。_大畑翔 074 [Column]アムステルダムの路上に「東京」を衝突させる遊び_木原共079 [Interview]見つからない。あと、事故らない。_菊地良太 084 [Photograph&Column]植物には関係ない。_村田あやこ 090 [Essey]「つついさん」_狩野ワカ 044、072、088 [Play]Just 1 Thing_Playfool 106 [Column]趣味のささいな、でも偉大な芽生について_杉山昴平 112 [Column]ココロ、此処に在らず_臼井隆志 118 [Artwork]After I Left_EI 124 [Voice]Good Day? 127 [Table talk]注釈の多い座談会_松永伸司、桐田敬介、渡辺龍彦 136 [Photograph]反射する袖幕 _山本華、柿沼キヨシ 145 [Manga]「換気扇」_川勝徳重 154 [#]「名のない遊び」図鑑
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14歳からの哲学 考えるための教科書
¥1,320
人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある!今の学校教育に欠けている、14、5歳からの「考える」ための教科書。 「言葉」「自分とは何か」「死」「心」「体」「他人」「家族」「社会」「規則」「理想と現実」「友情と愛情」「恋愛と性」「仕事と生活」 「メディアと書物」「人生」など30のテーマを取り上げる。 読書感想文の定番,中高大学入試にも頻出の必読書。年代を超えて読み継がれる著者の代表作。 目次 Ⅰ 14歳からの哲学[A] 1 考える[1] 2 考える[2] 3 考える[3] 4 言葉[1] 5 言葉[2] 6 自分とは誰か 7 死をどう考えるか 8 体の見方 9 心はどこにある 10 他人とは何か Ⅱ 14歳からの哲学[B] 11 家族 12 社会 13 規則 14 理想と現実 15 友情と愛情 16 恋愛と性 17 仕事と生活 18 品格と名誉 19 本物と偽物 20 メディアと書物 Ⅲ 17歳からの哲学 21 宇宙と科学 22 歴史と人類 23 善悪[1] 24 善悪[2] 25 自由 26 宗教 27 人生の意味[1] 28 人生の意味[2] 29 存在の謎[1] 30 存在の謎[2] 著者 池田晶子 出版社 トランスビュー
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私の生活改善運動
¥1,980
SOLD OUT
これは、ひとりよがりの贅沢ではない。--ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。 日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。やがて、澄んだ水が田に満ちていく。――ひとりよがりの贅沢ではない。それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。それが“私”の「生活改善運動」である。 手づくりのZINEとしては異例のシリーズ累計五千部を記録した大人気エッセイ『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』を、5万字の書下ろしとともに再構成。待望の単行本化! 著者 安達茉莉子 発行:三輪舎
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菜の花の沖縄日記
¥1,760
沖縄の人々と出会い、自分の目で見て自分の頭で考えた3年間の貴重な記録。 *2020年2月から公開のドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」の原作です!映画とあわせて書籍もお楽しみください。 *『毎日新聞』書評(2019年9月1日)、『朝日新聞』夕刊(2019年8月28日)、J-WAVE 「JAM THE WORLD」(2019年9月18日、安田菜津紀さんのコーナー)など、各メディアで紹介され、多くの方から共感の声をいただいています。 高校生になったら沖縄で暮らしてみたい――。 そう考えた少女、坂本菜の花は、15歳で故郷・石川県を離れ、ひとり沖縄にやってきました。 高校は無認可学校「珊瑚舎スコーレ」。 クラスメートがお互いをサポートしあい、ともに成長する場が学校、教員はその手助けをする存在。そんな教育方針を掲げる珊瑚舎で、彼女はさまざまな人に出会い、経験を積み重ねていきます。 ユニークな授業、併設する夜間中学に通うおじいさん、おばあさんとの交流、街で出会った人との何気ない会話。そんな日常を楽しみながら、しかし一方で、基地のある島、地上戦のあった島ゆえの現実にも真正面から向き合い、自分には何ができるのかを深く考えます。その貴重な記録が本書です。 本書のもとになっているのは、北陸中日新聞で2015年4月~2018年3月まで31回にわたって連載された「菜の花の沖縄日記」。それに卒業後の文章3本と、珊瑚舎スコーレの星野校長、遠藤事務局長との座談会を加えて1冊にまとめました。 「菜の花の沖縄日記」は連載時から静かな反響をよんでいましたが、あるとき、沖縄テレビのディレクターの目に留まります。沖縄の基地問題をこれまでとは異なる方法で伝えたいと考えていたディレクターは、彼女を主人公にドキュメンタリー番組「菜の花の沖縄日記」を制作。その番組は「地方の時代映像祭2018」のグランプリに輝き、全国でも放送され、話題となりました(映画化され、2020年2月に沖縄・桜坂劇場で、3月28日からは東京のポレポレ東中野で公開されます。その後順次、全国公開の予定です)。 それと同時に、この原作である北陸中日新聞の「菜の花の沖縄日記」にも注目が集まり、書籍化を待ち望む声が多数あがりました。 日記に出てくる沖縄の歴史や言葉、時事的な問題については注もつけました。 沖縄にはじめてふれる人にとってもわかりやすい内容で、中学生、高校生、菜の花さんと同世代の若い人たちにもぜひ読んでほしい一冊です。 まえがき Ⅰ 沖縄日記 目をひらいて、耳を澄まして 2015年4月~2016年3月 おじい、なぜ明るいの? 三線、もっと弾きたい! 一年の振り返りの日 悔しい、でも楽しい。ハーリーに燃えた6月 「がんまり」で生きていることを再確認 島を守る小さな叫び 辺野古きっと希望ある 戦争は、人を守らない まだ見つかっていない家族の遺骨 海を越えて見えること 違う空気を吸って元気になる 昼の生徒と夜の生徒で作り上げた舞台 自分の核をつくりたい 2016年4月~2017年3月 アンテナを張って自分の場所で生きよう なぜ、繰り返されるの? お供えが並ばなくなったら…… 必要とされる働き手になりたい 白装束を着て、神人になった夜 私の軸ってなんだろう? 月を見上げて生きよう また、どこかで会おうね あの世のお正月を体験 一緒につくることのむずかしさ 私と沖縄がつながった 2017年4月~2018年3月 記憶を風化させてはいけない 初めて知ったハーリーの醍醐味 どうすれば自分ごとにできる? 心地いい金細工の音、いつまでも どう自立するか考える どんな社会を望むの? 石垣のいま、耳傾ける旅へ 事故のたびに浮かびあがる現実 なぜ明るいのか、そのわけ Ⅱ 沖縄を離れてからも 追悼 翁長雄志さん 辺野古で涙がとまらなくなった あなたもわたしも無力じゃない Ⅲ 珊瑚舎スコーレゆんたく 星野人史×遠藤知子×坂本菜の花 学校は一つの文化。それを体験することによって 人間が解放されていく。そういう学校にしなくちゃいけない 著者について 坂本菜の花(さかもと・なのはな)。 1999年、石川県珠洲市生まれ。中学卒業後、沖縄の無認可学校「珊瑚舎スコーレ」に進学。2018年3月卒業。現在は実家の宿を手伝う。ときどき家出してあちこち訪ね歩く。好きなことは畑作業とつまみ食い。
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痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学
¥2,640
内容 なぜ日本では「痴漢」という性犯罪が、こんなにも日常化しているのか? そして、「被害」の対で語られるべき「加害」ではなく、なぜ今「冤罪」ばかりが語られるのか? 戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みといていく、これまでなかった「痴漢」研究の書。前提を共有し、解決策を考えていくために必読の一冊。 痴漢事件はどれくらい起こっているのか/夏は痴漢が増える、という思い込み/痴漢被害者に求められる「羞恥心」とは?/「痴漢は犯罪です」――は本当か?/女性専用車両は誰のために生まれたか/痴漢が娯楽になっていく過程/痴漢ブームは終わらない/たかが痴漢、されど痴漢冤罪の矛盾/痴漢=性依存というアプローチが注目される理由…etc. 著者 牧野雅子まきの・まさこ 1967年、富山県生まれ。龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員。警察官として勤めたのち、 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。 専門は、社会学、ジェンダー研究。 著書に、『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)、 『生と死のケアを考える』(共著、法蔵館)がある。
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世界を信じるためのメソッド
¥2,200
内容説明 人を救い、世界を幸せにするはずのメディア。なのになぜ、進化したはずのメディアを手にした私たちは同じ過ちを繰り返すのか? 何のために、今、リテラシーが必要なのか? 大幅増補を付す。 目次 もくじ メディアは人だ。だから間違える。 メディア・リテラシー、誰のために必要なの? キミが知らない、メディアの仕組み 真実はひとつじゃない 新版のための増補 あなたが変わるとき、メディアも変わる
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決定版 日本という国
¥1,540
内容説明 いまの日本は,福沢諭吉の「鼻毛抜き」から始まった? 私たちはどのようにして「日本人」になったのか。またその背景にはどのような仕組みがあったのか。そしてこれからの「日本」はどこに行くのか? この国に生きるすべての人必読の近・現代史。 目次 決定版 日本という国――目次 まえがき 第一部 明治の日本のはじまり 第一章 なんで学校に行かなくちゃいけないの なぜ「学問のすすめ」? 国を強くするために勉強させる 第二章 「侵略される国」から「侵略する国」へ 「東洋」と「西洋」 「東洋」を脱して「西洋の国」の仲間入り 第三章 学歴社会ができるまで 江戸時代の教育 親が学校を焼打ちにする 学歴社会の成立 国に「尽くさせる」ための教育 第二部 戦後日本の道のりと現代 第四章 戦争がもたらした惨禍 日本が戦争で受けた傷 アジア諸国の被害 第五章 占領改革と憲法 アメリカの占領政策 憲法は「押し付け」だったか 「国の誇り」だった第九条 第六章 アメリカの家来になった日本 アメリカの方針転換 サンフランシスコ講和条約 「独立国」になったけれど… 複雑なアメリカの感情 戦後賠償のあり方 第七章 これからの日本は 冷戦の終わりと戦後補償要求 靖国神社の問題 アメリカの自衛隊海外派遣要求の高まり おかしい日本の「ナショナリズム」 今後の「日本という国」 あとがき
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はじめての沖縄
¥1,430
内容説明 かつて「沖縄病」だった著者が,研究者として沖縄に通い始めたときに目にした孤独な風景。繰り返しその風景に立ち戻りながら,沖縄で生まれ育った人々による人生の語りを記録し,そこから沖縄の「歴史と構造」へと架橋する。各紙絶賛のかつてない〈沖縄本〉。 目次 はじめての沖縄――目次 序 沖縄について考えることについて考える 自治の感覚 沖縄を思って泣く 彼方と過去 変化と喪失 沖縄のはじまり たくさんの声、ひとつの境界線 ほんとうの沖縄、ふつうの沖縄 ねじれと分断 終章 境界線を抱いて 謝辞
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人間の条件 そんなものない
¥1,980
内容説明 「できる」か「できない」かで人間の価値は決まらない。できれば「多く取れる」それも正しくない。人間がそのままの姿で生きている,そのことの価値と意味を様々な運動の歴史と深い思索の数々を参照しながら論理的にやさしく説き起こす。 目次 増補新版 人間の条件 そんなものない――目次 簡単で別な姿の世界、を歌えないなら、字を書く 序 1 できなくてなんだ 2 ならどうならよいか・1 3 しかしこの世のしくみ――私たちの社会は変だ 4 でも社会はそうじゃないかという話 5 人は違うものを信じている 6 差は仕方がない、必要だというお話について 7 「機会の平等」というお話がいけてない話 8 むしろ差は大きくなる 9 文句の言い方 10 世界の分け方 11 違いへの応じ方 12 材料も仕事も分ける 補・1 教科書に書いたこと 補・2 三人の人と話してみた 補・3 健康で文化的な最低限度? 本の紹介 終わりに 装幀=祖父江 慎+ 根本 匠(cozfish) 増補新版 人間の条件 そんなものない 終わりに
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「国語」から旅立って
¥1,430
内容説明 母国語とアイデンティティ、歴史と境界線。芥川賞候補、日本エッセイストクラブ賞受賞の台湾生まれで「中国語がへたくそ」な日本語作家のライフワークを、今この国に生きる若い人たちに。「日本語は日本人のためだけのものじゃない」。帯=後藤正文。 目次 目次 「国語」から旅立って はじめに 第一章 ほんもののガッコウ 第二章 わたしの「国語」は何語なんだろう? 第三章 わたしは、失敗作なの? 第四章 わたしの中の「彼女たち」の名前 第五章 わたしの国はどこにある? 第六章 「国語」から旅立って おわりに
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いま生きているという冒険
¥1,980
内容説明 心を揺さぶる何かと全身で向き合い続ける。 23歳で世界七大陸最高峰を制覇し、土門拳賞ほか数々の写真賞を受賞、冒険、旅、写真、そして「身体」と「知性」の概念を大きく塗り替える生き方と作品で多くの人を魅了する著者の入手困難だった本に書き下ろしを加えた増補新装版。 目次 1章 世界を経験する方法としての旅 インド一人旅 2章 冒険に出かけよう アラスカの山と川 3章 自分の目で見て、身体で感じること 北極から南極へ 4章 いま生きているという冒険 七大陸最高峰とチョモランマ 5章 心のなかに島が見えるか ミクロネシアに伝わる星の航海術 6章 惑星の神話へ 熱気球太平洋横断 7章 変わり続ける山 二度目のチョモランマ 8章 もう一つの世界へ 想像力の旅
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だれか、ふつうを教えてくれ!
¥2,090
内容説明 「共生」「多様性」「尊重」、そんなふわふわした言葉が隠してしまうこと――「ふつう/障害」について、なかなか聞けなかったこと、本当はよくわからないことを全盲の社会学者と真正面から考える。 目次 第1章 ふわふわとした言葉がかくしてしまうもの 第2章 誰にとっての「ふつう」なの? 第3章 どっちつかずである生きにくさ 第4章 「わからない」からはじめる 第5章 簡単であり、難しくもあること あとがき 追 補 アイデンティティ、大切だけとやっかいなもの
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【ZINE】休学Zine Vol.2
¥500
『休学舎』店主サカイが大学時代に休学して記したZine。 店主サカイの自己紹介的一冊! Vol.2は東南アジア放浪記。 大学3回生の秋、休学して旅に出ようと決意したサカイは、 半年間アルバイトで資金をため、半年間の旅に出た。 2016年3月~8月まで、巡った国は8か国。 フィリピン、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、インドネシア、マレーシア、インド。 大学という制度に乗っかってこのまま卒業して就職してもいいのだろうか。 一回大学を休みたい!そして旅をしたい! 目的も設定せず、ただ自分の思いのままに旅をしたときに自分に起こる感情を知りたい! この旅は、ただの自分探しだったのだろうか。結局、自分は見つかったのだろうか。 正直、今ならもうちょっと違う書き方をするだろうなあ(2024年サカイ)満載の刺激的な作品であることは間違いなし! 旅、路上、自由、平和、愛、屋台、民族、、、、 一人の人間が全身で生きた時間を堪能あれ! ドキドキのバックパッカーの旅が幕を上げる!
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【ZINE】休学Zine Vol.1
¥300
『休学舎』店主サカイが学生時代に大学を休学して記したZine。 Vol.1は、工場労働体験記。 大学3回生の秋、休学して旅に出ることを決めたサカイは旅の資金を稼ぐために工場労働を始めた。 鳥取の片隅にある電気製品の工場で繰り広げられる悲喜こもごも。 この世界の末端の末端の末端でサカイが見たものとは。。。 正直、当時は工場労働を舐めていた。 ロボットにも代替できる仕事。つらいだけの労働。 昼休みになるとほとんどの工員は自分の車に帰って弁当を食べる。 ネジ止めが熟練している実習生の中国人を横目に指が痛いと訴える日本人のおじさん。 作業が滞るとラインから外されるおばさんは、もっと単純な作業をさせられていた。。。 深い人間関係もなく、時間だけが過ぎていく。工場にサカイは何を見出すのか。 等身大で精いっぱいを書き記した青春の一冊。
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文化の脱走兵
¥1,760
奈倉有里『文化の脱走兵』講談社 本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。 言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。 「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。 「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より) 紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による、最新エッセイ集。 【もくじ】 クルミ世界の住人 秋をかぞえる 渡り鳥のうた 動員 ほんとうはあのとき…… 猫にゆだねる 悲しみのゆくえ 土のなか 道を訊かれる つながっていく 雨をながめて 君の顔だけ思いだせない こうして夏が過ぎた 巣穴の会話 かわいいおばあちゃん 年の暮れ、冬のあけぼの 猫背の翼 あの町への切符 柏崎の狸になる あとがき 文化は脱走する 【装幀】 名久井直子 【装画】 さかたきよこ
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センネン画報
¥1,320
今日マチ子『センネン画報』太田出版 叙情マンガ家・今日マチ子、待望の処女作 文化庁メディア芸術祭「審査員会推薦作品」2年連続受賞! 『センネン画報』傑作選 spring summer autumn winter 季節ごとに作品をセレクト。 初の長編マンガ「海から36Km」(描き下ろし)も収録。
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一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書
¥1,760
ネオ高等遊民・著 『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』 SBクリエイティブ 【累計100万部突破シリーズ最新刊!】 西洋哲学史を1時間で解説する動画が13万回、5時間半におよぶ西洋古代哲学史の講義動画が12万回など、これまでの動画総再生回数は400万回を超える哲学YouTuberによる“画期的な”哲学入門書が誕生! 小難しい用語や抽象的な説明ばかりで、つまらないと思われがちな哲学。 ですが、この壮大な学問は、たった2つの哲学思想から始まります。そして、その後の思想同士の対立構造が「哲学の歴史」を形作っているのです。 本書では、難解な哲学用語や年号を用いることなく、大学4年間の哲学の基礎を、1つのストーリーで学べます! 古代から現代まで、60人の哲学者を網羅的に取り上げた、一生役立つ教養が身につけられる必読の1冊! 現役の学生さんから学び直しをしたい社会人の方まで、幅広い年代層におすすめの教科書です。 ホームルーム① 「哲学の歴史」が分からない理由は構成に問題があるから ホームルーム② 難しい哲学を、正確にわかりやすく理解する方法 ホームルーム③ 哲学は「2つの思想の源流と対立軸」を“数珠つなぎ”にして学べ! 第1章 【古代】自然哲学vs形而上学 第2章 【中世】キリスト教vsギリシア哲学 第3章 【近代】自然世界vs人間理性 第4章 【現代】旧哲学vs新哲学 (版元HPより)
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エドワード・サイード『オリエンタリズム』上下セット
¥3,416
タイトル:オリエンタリズム 著 者:エドワード・サイード 出版社:平凡社 出版年:1993年 ヨーロッパのオリエントに対するものの見方・考え方に連綿と受け継がれてきた思考様式――その構造と機能を分析するとともに、厳しく批判した問題提起の書。解説=杉田英明
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エッセンシャルワーカー
¥2,750
社会にとって不可欠な仕事(エッセンシャルワーク)の待遇はなぜこんなにも悪いのか。 あまり知られていないそれらの仕事の実態から、なぜ待遇悪化が起きているのか、それが私たちの社会にどう跳ね返ってくるのかをあきらかにする。 エッセンシャルワーカーの国際比較を通じて、現状を変えていくためのヒントも提言。 序章 知られていないエッセンシャルワーカーの働き方 田中洋子 ●第Ⅰ部 スーパーマーケット、外食チェーンの現場 フルタイムとパートタイムの処遇格差‒‒—ドイツとの比較 第1章 日本のスーパー 三山雅子 第2章 ドイツのスーパー 田中洋子 第3章 日本の外食チェーン 田中洋子 第4章 ドイツのマクドナルド 田中洋子 ●第Ⅱ部 自治体相談支援、保育園、学校、ごみ収集の今 予算削減で進む公共サービスの非正規化 第1章 自治体相談支援員 上林陽治 第2章 保育士 小尾晴美 第3章 教員 上林陽治 第4章 ごみ収集作業員 小尾晴美 ●第Ⅲ部 病院、介護の現場はどうなっているのか 女性が中心に担うケアサービスの過酷さ 第1章 日本の看護 田中洋子、袴田恵未 第2章 日本の訪問介護 小谷幸 第3章 ドイツのケア職(看護・介護) ヴォルフガング・シュレーダー、ザーラ・インキネン、田中洋子[監訳] ●第Ⅳ部 運送、建設工事、アニメーション制作のリアル 仕事を請け負う個人事業主の条件悪化 第1章 トラックドライバー 首藤若菜 第2章 建設業従事者 柴田徹平 第3章 アニメーター 松永伸太朗、永田大輔 ●第Ⅴ部 働き方はなぜ悪化したのか そのメカニズムと改革の展望 第1章 「女・子ども」を安く働かせる時代を終わらせる 田中洋子 第2章 公共サービスの専門職を非正規にしない 田中洋子 第3章 市場強者による現場へのしわよせを止める 田中洋子 結語 田中洋子
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【中古】読書会の教室
¥1,000
タイトル:読書会の教室 著 者:竹田信弥+田中佳祐 出版社:晶文社 出版年:2021年 みんなで読むと こんなに楽しい! 話題の書店〈双子のライオン堂〉が教える 手とり足とりの決定版ガイドブック! 大ブームの読書会。だけど、参加する勇気がない? 主催したい。でも、何をすればよいかわからない? 大丈夫! 本書は、話題の書店〈双子のライオン堂〉が教える手とり足とりの決定版ガイドブック。参加・開催・運営に関する実践的なノウハウに加えて、有名読書会の主催者へのインタビュー、実際の読書会の様子を書き起こしたドキュメント、読書の達人との座談会など、読書会の楽しみ方を全方位的にガイドします。 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】勉強の哲学
¥500
SOLD OUT
タイトル:勉強の哲学 著 者:千葉雅也 出版社:文藝春秋 出版年:2017年第5刷 勉強ができるようになるためには、変身が必要だ! なぜ人は勉強するのか。勉強の本質とは何か。勉強の概念を覆す哲学的勉強論。勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。 勉強とは、かつての自分を失うことである。 深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、 それは恐るべき快楽に身を浸すことである。 そして何か新しい生き方を求めるときが、 勉強に取り組む最高のチャンスとなる。 なぜ人は勉強するのか? 勉強嫌いな人が勉強に取り組むにはどうすべきなのか? 思想界をリードする気鋭の哲学者が、 「有限化」「切断」「中断」の技法とともに、 独学で勉強するための方法論を追究した本格的勉強論。 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】さよなら、男社会
¥800
SOLD OUT
タイトル:さよなら、男社会 著 者:尹雄大 出版社:亜紀書房 出版年:2020年 僕らはいい加減、都合のいい妄想から目を覚まさなければならない。 圧倒的な非対称を生きる僕らは、どうしてその事実に気づけないのか。 真に女性と、他者とつながるために、乗り越えねばならない「男性性」の正体とは何か。 50歳となった著者が、自らの体験を出発点に「いかにして男はマッチョになるのか」「どうすれば男性性を脱ぎ去ることができるのか」を問う。 ——これまでにない男性をめぐる当事者研究! ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】経験の政治学
¥2,000
タイトル:経験の政治学 著 者:R.D.レイン 出版社:みすず書房 出版年:1974年第2刷(1973年初版) カバーに日焼け傷みあり。 本体にもシミあり。 「もし私たちが経験を奪われたならば、私たちの行為も奪われてしまうことでしょう。そして、もし私たちの行為が、いわば、子供たちの手からおもちゃをとりあげるように私たちの手からとりあげられたなら、私たちは私たちの人間性を失ってしまいます。私たちは目を眩まされはしません。人間は別の人々の人間性を破壊することができますし、また破壊しております。そしてこうしたことが可能であるための条件は、私たちが相互依存的であるという点にあります。私たちは、自分を照らす光を反射しあう以外には互いに何の影響も及ぼさないような、自己充足的モナドではありません。私たちは他の人々と互いに作用しあい、善にも悪にも変化させられるのです。」 『ひき裂かれた自己』『自己と他者』の著者、精神科医レインによる論文集。「反精神医学」の立場から、経験をめぐる欺瞞、制御、隠蔽、歪曲、破壊、といった「政治学」が考察される。 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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宗教右派とフェミニズム
¥1,980
紹介 1990年代から2000年代初頭のバックラッシュから、安倍晋三政権以後の家族や女性、LGBTQ+をめぐる政策と右派・宗教との関係までを、具体的な政策や運動、テーマにフォーカスして解説し、フェミニズムの立場・視点から問題点を検証して論点を提起する。 解説 2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件。 これを受けて企画・配信された『ポリタスTV』の「宗教右派と自民党の関係――ジェンダーと宗教」(前篇・後篇)は、5日間限定の無料公開で10万回以上再生され、大きな反響を巻き起こした。 この配信コンテンツをもとに、全編書き下ろしでジェンダーやセクシュアリティ、家族をめぐる政治、それと宗教右派との関わりをまとめるのが本書である。 1990年代から2000年代初頭のバックラッシュから、安倍政権以後の家族や女性やLGBTをめぐる政策と右派・宗教との関係までを、具体的な政策や運動、テーマにフォーカスして解説し、フェミニズムの立場・視点から問題点を検証する。 知られざる宗教右派の実像と1990年代から現在まで続く苛烈なバックラッシュの実態を明らかにする問題提起の書。 目次 はじめに 第1部 安倍政権以前――一九九〇年代後半から二〇〇〇年代初頭のバックラッシュ バックラッシュのはじまり 前史――ウーマンリブ、第二波フェミニズムの広がり 優生保護法改悪運動と生長の家 「家庭基盤充実政策」と、それに抵抗した女性運動 「国際女性(婦人)年」と男女共同参画 一九九〇年代のバックラッシュ 性教育バッシング 選択的夫婦別姓への批判 「日本の教育を考える母親の会」とは 日本軍「慰安婦」問題と「新しい歴史教科書をつくる会」 「ジェンダーフリー」バッシング 拡散する「カタツムリ論」 男女共同参画推進条例と「日本時事評論」 山谷えり子と「過激な性教育」キャンペーン 都立七生養護学校(当時)の性教育に対する攻撃 「産経新聞」が果たした役割 都城市と統一教会 統一教会の関係者らが福井県や富山県行政の男女共同参画推進員に 男女共同参画図書や図書館蔵書もターゲットに 第二次男女共同参画基本計画(二〇〇五年)と「ジェンダーフリー」の削除 第2部 安倍政権以後――二〇〇〇年代中盤からのバックラッシュ 第一次安倍政権以降のジェンダー、セクシュアリティ、家族をめぐる政策と宗教右派 教育基本法改悪と「家庭教育」の導入 親学 親守詩 親学推進議員連盟 家庭教育支援条例 夫婦別姓問題に対する右派の運動 日本会議系の反対運動 旧統一教会系の反対運動 第五次男女共同参画基本計画(二〇二〇年)での夫婦別姓の後退 「女性活躍」「一億総活躍」 トイレと女性活躍 官製婚活・少子化対策 婚活議連、全国知事会、婚活・ブライダル業界 企業コンサルタントと「企業子宝率」 「女性手帳」から「ライフプラン教育」へ ライフプラン教育推しの右派シンクタンク 「恋愛支援」と内閣府「壁ドン」研究会 プロライフと右派運動 加賀市の「生命尊重の日」条例と「生命尊重センター」 プロライフによる「こうのとりのゆりかご」「妊娠SOS」 学校現場に浸透する旧統一教会系の禁欲教育 自民党改憲案 日本会議系の女性に向けた改憲運動――『女子の集まる憲法おしゃべりカフェ』や憲法「かえるん♪」エコバッグ 「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と「家族」 第二十四条改憲が意味するものと「家庭基盤充実政策」 性的マイノリティの権利と右派運動 渋谷区同性パートナーシップ条例反対運動 自民党「性的指向・性自認に関する特命委員会」の紆余曲折 杉田水脈の「生産性」「男女平等妄想」「保育所コミンテルン」発言 神道政治連盟と世界日報社のLGBT冊子 LGBT理解増進法案をめぐる顛末 包括的性教育とLGBTQ+批判 トランスジェンダー差別の激化 「歴史戦」 右派団体による北米や国連を舞台とした「歴史戦」活動 「邦人がいじめられている」言説と右派による裁判 海外居住者団体の「歴史戦」 杉田水脈衆議院議員と「慰安婦」問題 歴史修正本などの送り付けとラムザイヤー論文問題 宗教右派と「歴史戦」 バックラッシュの政治を捉え直す あとがき 解説 津田大介 著者プロフィル ポリタスTV(ポリタスティーブイ) ネオローグ(代表:津田大介)が運営する政治情報サイト「ポリタス」から派生したネット発の独立型報道番組。「ポリタス」編集長の津田大介がMCも務め、平日毎日午後7時から多彩な専門家をゲストに迎えて番組を放送している。 山口 智美(ヤマグチ トモミ) 1967年、東京都生まれ。モンタナ州立大学社会学・人類学部准教授。専攻は文化人類学、フェミニズム。共著に『ネット右翼とは何か』(青弓社)、『海を渡る「慰安婦」問題』(岩波書店)、『社会運動の戸惑い』(勁草書房)など。 斉藤 正美(サイトウ マサミ) 1951年、富山県生まれ。富山大学非常勤講師。専攻は社会学、フェミニズム・社会運動研究。共著に『まぼろしの「日本的家族」』『国家がなぜ家族に干渉するのか』(ともに青弓社)、『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩書房)、『社会運動の戸惑い』(勁草書房)など。 津田 大介(ツダ ダイスケ) 1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、「ポリタス」編集長/「ポリタスTV」キャスター。著書に『情報戦争を生き抜く』『ウェブで政治を動かす! 』(ともに朝日新聞出版)など。 上記内容は本書刊行時のものです。
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