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菜の花の沖縄日記
¥1,760
沖縄の人々と出会い、自分の目で見て自分の頭で考えた3年間の貴重な記録。 *2020年2月から公開のドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」の原作です!映画とあわせて書籍もお楽しみください。 *『毎日新聞』書評(2019年9月1日)、『朝日新聞』夕刊(2019年8月28日)、J-WAVE 「JAM THE WORLD」(2019年9月18日、安田菜津紀さんのコーナー)など、各メディアで紹介され、多くの方から共感の声をいただいています。 高校生になったら沖縄で暮らしてみたい――。 そう考えた少女、坂本菜の花は、15歳で故郷・石川県を離れ、ひとり沖縄にやってきました。 高校は無認可学校「珊瑚舎スコーレ」。 クラスメートがお互いをサポートしあい、ともに成長する場が学校、教員はその手助けをする存在。そんな教育方針を掲げる珊瑚舎で、彼女はさまざまな人に出会い、経験を積み重ねていきます。 ユニークな授業、併設する夜間中学に通うおじいさん、おばあさんとの交流、街で出会った人との何気ない会話。そんな日常を楽しみながら、しかし一方で、基地のある島、地上戦のあった島ゆえの現実にも真正面から向き合い、自分には何ができるのかを深く考えます。その貴重な記録が本書です。 本書のもとになっているのは、北陸中日新聞で2015年4月~2018年3月まで31回にわたって連載された「菜の花の沖縄日記」。それに卒業後の文章3本と、珊瑚舎スコーレの星野校長、遠藤事務局長との座談会を加えて1冊にまとめました。 「菜の花の沖縄日記」は連載時から静かな反響をよんでいましたが、あるとき、沖縄テレビのディレクターの目に留まります。沖縄の基地問題をこれまでとは異なる方法で伝えたいと考えていたディレクターは、彼女を主人公にドキュメンタリー番組「菜の花の沖縄日記」を制作。その番組は「地方の時代映像祭2018」のグランプリに輝き、全国でも放送され、話題となりました(映画化され、2020年2月に沖縄・桜坂劇場で、3月28日からは東京のポレポレ東中野で公開されます。その後順次、全国公開の予定です)。 それと同時に、この原作である北陸中日新聞の「菜の花の沖縄日記」にも注目が集まり、書籍化を待ち望む声が多数あがりました。 日記に出てくる沖縄の歴史や言葉、時事的な問題については注もつけました。 沖縄にはじめてふれる人にとってもわかりやすい内容で、中学生、高校生、菜の花さんと同世代の若い人たちにもぜひ読んでほしい一冊です。 まえがき Ⅰ 沖縄日記 目をひらいて、耳を澄まして 2015年4月~2016年3月 おじい、なぜ明るいの? 三線、もっと弾きたい! 一年の振り返りの日 悔しい、でも楽しい。ハーリーに燃えた6月 「がんまり」で生きていることを再確認 島を守る小さな叫び 辺野古きっと希望ある 戦争は、人を守らない まだ見つかっていない家族の遺骨 海を越えて見えること 違う空気を吸って元気になる 昼の生徒と夜の生徒で作り上げた舞台 自分の核をつくりたい 2016年4月~2017年3月 アンテナを張って自分の場所で生きよう なぜ、繰り返されるの? お供えが並ばなくなったら…… 必要とされる働き手になりたい 白装束を着て、神人になった夜 私の軸ってなんだろう? 月を見上げて生きよう また、どこかで会おうね あの世のお正月を体験 一緒につくることのむずかしさ 私と沖縄がつながった 2017年4月~2018年3月 記憶を風化させてはいけない 初めて知ったハーリーの醍醐味 どうすれば自分ごとにできる? 心地いい金細工の音、いつまでも どう自立するか考える どんな社会を望むの? 石垣のいま、耳傾ける旅へ 事故のたびに浮かびあがる現実 なぜ明るいのか、そのわけ Ⅱ 沖縄を離れてからも 追悼 翁長雄志さん 辺野古で涙がとまらなくなった あなたもわたしも無力じゃない Ⅲ 珊瑚舎スコーレゆんたく 星野人史×遠藤知子×坂本菜の花 学校は一つの文化。それを体験することによって 人間が解放されていく。そういう学校にしなくちゃいけない 著者について 坂本菜の花(さかもと・なのはな)。 1999年、石川県珠洲市生まれ。中学卒業後、沖縄の無認可学校「珊瑚舎スコーレ」に進学。2018年3月卒業。現在は実家の宿を手伝う。ときどき家出してあちこち訪ね歩く。好きなことは畑作業とつまみ食い。
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【中古】暁の宇品
¥800
第48回大佛次郎賞 受賞 第12回広島本大賞ノンフィクション部門 受賞 タイトル:暁の宇品 著 者:堀川惠子 出版社:講談社 出版年:2021年年 内容紹介 広島の軍港・宇品に置かれた、陸軍船舶司令部。 船員や工員、軍属を含め30万人に及ぶ巨大な部隊で、1000隻以上の大型輸送船を有し、兵隊を戦地へ運ぶだけでなく、補給と兵站を一手に担い、「暁部隊」の名前で親しまれた。 宇品港を多数の船舶が埋め尽くしただけでなく、司令部の周辺には兵器を生産する工場や倉庫が林立し、鉄道の線路が引かれて日々物資が行きかった。いわば、日本軍の心臓部だったのである。 日清戦争時、陸軍運輸通信部として小所帯で発足した組織は、戦線の拡大に伴い膨張に膨張を重ね、「船舶の神」と言われた名司令官によってさらに強化された。 とくに昭和7年の第一次上海事変では鮮やかな上陸作戦を成功させ、「近代上陸戦の嚆矢」として世界的に注目された。 しかし太平洋戦争開戦の1年半前、宇品を率いた「船舶の神」は志なかばで退役を余儀なくされる。 昭和16年、日本軍の真珠湾攻撃によって始まった太平洋戦争は、広大な太平洋から南アジアまでを戦域とする「補給の戦争」となった。 膨大な量の船舶を建造し、大量の兵士や物資を続々と戦線に送り込んだアメリカ軍に対し、日本の参謀本部では輸送や兵站を一段下に見る風潮があった。 その象徴となったのが、ソロモン諸島・ガダルカナルの戦いである。 アメリカ軍は大量の兵員、物資を島に送り込む一方、ガダルカナルに向かう日本の輸送船に狙いを定め、的確に沈めた。 対する日本軍は、兵器はおろか満足に糧秣さえ届けることができず、取り残された兵士は極端な餓えに苦しみ、ガダルカナルは餓える島=「餓島」となった。 そして、昭和20年8月6日。 悲劇に見舞われた広島の街で、いちはやく罹災者救助に奔走したのは、補給を任務とする宇品の暁部隊だった――。 軍都・広島の軍港・宇品の50年を、3人の司令官の生きざまを軸に描き出す、圧巻のスケールと人間ドラマ。 多数の名作ノンフィクションを発表してきた著者渾身の新たなる傑作。 (講談社HP) ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】この国の不寛容の果てに
¥1,000
いのちの選別は「仕方ない」のか? 相模原事件という問いに向き合う 「生産性」「自己責任」「迷惑」「一人で死ね」…刺々しい言葉に溢れたこの国で、男は19人の障害者を殺した。 「障害者は不幸しか産まない」という線引きによって。沈みゆく日本社会で、それでも「殺すな」と叫ぶ7人の対話集。(大月書店) 衝撃的な事件だった。この事件から私たちは何を学べばよいのか。何を考えるべきなのか。。。 考えれば考えるほどわからなくなっていく。 タイトル:この国の不寛容の果てに 著 者:雨宮処凛 出版社:大月書店 出版年:2019年 定 価:1,600円 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】記憶する体
¥700
SOLD OUT
経験と記憶は体に何をもたらすのか。視覚障害、吃音、認知症、幻肢痛などをもつ人の11のエピソードから、ユニークな身体論を展開。(春秋社HP) 健常者の常識を覆す、体の感覚の話です。 とても興味深い一冊です。 タイトル:記憶する体 著 者:伊藤亜紗 出版社:春秋社 出版年:2019年 定 価:1800円 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】原爆ドーム 再生の奇跡
¥500
原爆ドームを残すのか。壊すのか。 この議論の渦中にいて、どうドームの保存に関わってきたのか 建築家佐藤重夫の活躍を描くノンフィクション! 原爆ドームの保全の経緯を知りたい人におすすめ タイトル:原爆ドーム 再生の奇跡 著 者:古川修文 出版社:南々社 出版年:2022年 定 価:1900円 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】ULTRAS
¥1,000
世界のサッカークラブに存在するゴール裏の過激なファン集団を描くドキュメント! ただのファンから軍事組織にまで発展!? なぜ彼らはクラブを応援するのか。驚きの一冊。 サカイの読んだきっかけは、ロシアのウクライナ侵攻でした。 ウクライナで「アゾフ大隊」という無茶苦茶な民間軍事組織があることを知り、 この組織の前身が、この本で紹介されているサッカーの応援団だったという衝撃を受けて読みました。 正直、ほかのクラブの話は読んでいないところもあります タイトル:ULTRAS 世界最凶のゴール裏ジャーニー 著 者:ジェームス・モンタギュー 出版社:カンゼン 出版年:2021年 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい
¥300
森達也のいいところは、「ぐずぐず」「ぐだぐだ」しているところだと思っています。 「いや、でも」と口ごもりながら、真実を見つけようと模索する姿がとてもいい。 だからこそ、彼は、オウム真理教を追った「A」や「A2」といったドキュメンタリーが撮れたんだと思う。 タイトル:「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい 著 者:森達也 出版社:講談社 出版年:2018年 【内容紹介】 死刑存続論者の多くは、「死刑制度がある理由は被害者遺族のため」と言う。しかし、著者は問う。「自分の想像など被害者遺族の思いには絶対に及ばない。当事者でもないのに、なぜこれほど居丈高に、また当然のように死刑を求められるのか?」本書は、死刑制度だけでなく、領土問題、戦争責任、レイシズム、9・11以後、原発事故、等々、多岐にわたる事象を扱う。日本に蔓延する「正義」という名の共同幻想を撃つ! ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古】「南京事件」を調査せよ
¥300
タイトル:「南京事件」を調査せよ 著 者:清水潔 出版社:文藝春秋 出版年:2017年(2018年第3刷) 【内容紹介】 79年前の事件を調査報道せよだって!? 戦後70周年のムチャ企画に敏腕事件記者は南京へ。戦争を知らないからこそ書けたルポ。各方面から大絶賛のテレビ番組『日テレNNNドキュメント 南京事件 兵士たちの遺言』が、大幅な追加取材で待望の書籍化! 77年目の「調査報道」が事実に迫る。 南京事件」は本当にあったのか? なかったのか? 戦後70周年企画として、調査報道のプロに下されたミッションは、77年前に起きた「事件」取材だった。「知ろうとしないことは罪」――心の声に導かれ東へ西へと取材に走り廻るが、いつしか戦前・戦中の日本と、安保法制に揺れる「現在」がリンクし始める……。伝説の事件記者が挑む新境地。 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古本】母という呪縛 娘という牢獄
¥1,000
SOLD OUT
「現実は小説より奇なり」を地で行く事件を追ったノンフィクション。 つらすぎる母と娘の閉じられた関係性。 ここまで過剰になることはまれだなと思いつつ、でもどこか身に覚えもあるような。。。 学歴主義をこじらせた、では済まない人間の心を扱った名著。 ※小口に若干の汚れあり タイトル:母という呪縛 娘という牢獄 著 者:齊藤 彩 出版社:講談社 出版年:2022年 【内容紹介】 深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、 「モンスターを倒した。これで一安心だ。」 と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。 2018年3月10日、土曜日の昼下がり。 滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。 滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。 周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。 髙崎妙子、58歳(仮名)。 遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかり(仮名)と二人暮らしだった。 さらに異様なことも判明した。 娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。 結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。 6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。 一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。 母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。 公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。 獄中であかりは、多くの「母」や同囚との対話を重ね、接見した父のひと言に心を奪われた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。 一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。 殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。 (講談社HP https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000373652) ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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【中古本】あなたを陰謀論者にする言葉
¥500
何かと世間を騒がせる陰謀論。 ネットの世界を飛び出して社会に大きな影響を与えたのは、アメリカのトランプ現象として記憶が新しい。 陰謀論の入り口はどこにあるのか。何が陰謀論とつながっているのか。 「マジか。。。」と思うこと連発の一冊。 タイトル:あなたを陰謀論者にする言葉 著 者:雨宮 純 出版社:フォレスト出版 出版年:2021年 【内容紹介】 アロマとQアノン 点と点を繋ぐ線とは――? 新型コロナウイルスによる世界的パンデミック、トランプ政権の終焉、中国の台頭……など、世界と社会が劇的に変化している今、日本でもQアノンなどの陰謀論がにわかに広がりを見せ、社会問題にまで発展している。 たとえば、「コロナウイルスワクチンはビル・ゲイツによる人口削減計画の一環」など、荒唐無稽な主張をする著名人もいる。バカらしいと感じる人がほとんどだろうが、実はこうした陰謀論に陥る落とし穴は、我々の身近にたくさん存在していることに自覚的な人は少ない。「チャネリング」「ホメオパシー」といった言葉が、怪しい世界と関連性があることは、なんとなく想像できるだろう。 しかし、「スティーブ・ジョブズ」「オーガニック」「アロマ」「量子力学」「ボードゲーム」という人名や一般名詞が、誰かを闇落ちさせる入り口の言葉になる可能性があるとは、想像がつかないのではないだろうか。事実、「癒し」や「自然」を掲げるスピリチュアルには安全なイメージを持つ人は多いが、米国ではヨガやスピリチュアルのインフルエンサーがSNSに陰謀論を投稿し、Qアノンの入り口となっていたことが指摘されている。 本書では、こうした何食わぬ顔をして点々と存在している「言葉」が、ある補助線を引くことによって、一つのミステリアスな奔流につながることを、歴史と膨大な文献を用いて突き止め、自身や身近な人を守るために、その危険性について警鐘を鳴らす。 (フォレスト出版HP https://www.forestpub.co.jp/author/amamiya_jun/book/S-0145) ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。