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水俣学 研究序説
¥2,500
水俣学研究序説 原田正純 藤原書店 2004年 「水俣病は終わっていない」という視点から、「ミナマタ」を総合的に新しい学として捉え、「水俣学」構築に挑む初の試み。医学・倫理学・人類学・社会学・経済学・法学・福祉等の専門家らが結集した成果をまとめる。
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水俣病は終わっていない
¥400
水俣病は終わっていない 原田正純 著 岩波新書 刊行日 1985/02/20 地域ぐるみの大規模かつ悲惨な公害,水俣病.その原因も加害者もつきとめられ,一部補償もなされたものの,水俣病自体についても,患者の救済をめぐっても,未解決の問題はあまりにも多い.水俣病を一貫して追究してきた著者は,今も続く患者の苦しみを語る一方,水俣に芽ぶく試行に希望をよせ,また自ら実地にたしかめたカナダや中国など世界の水銀汚染の実情を述べて,この空前の公害が絶後のものとなるように訴える.
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世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100
¥1,870
キニマンス塚本ニキ(著) 気候変動、紛争、経済格差や不況、AIの驚異など…、混迷を極める「いまの世界」の諸問題(ISSUES)を議論するために必要な、最新の英語キーワードとその背景を学ぶ1冊。「まだ日本語になっていない」、「日本語に訳しきれない」最新の英単語を100語(関連語句をあわせ全300語)掲載。ポップでわかりやすいイラストとともにカジュアルな解説で「いまとこれから」の世界を考える。扱うテーマは環境、政治・経済、文化・社会、健康・ウェルネス、テクノロジーなど。著者は通訳者、ラジオパーソナリティのキニマンス塚本ニキ。本書掲載の全見出し語と例文、関連語のナレーションも担当。 本の最後には、ライター・研究者の竹田ダニエルとの「英語対談」(翻訳つき)を収録。 SDGsに関心の強い若い世代にもおすすめ。 発売日 2024年10月17日 発行 Gakken 判型 A5 ページ数 168頁 ISBN 978-4-05-305947-5
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日本のフェミニズム since1886 性の戦い編
¥1,320
北原 みのり 責任編集 性にまつわる運動において、彼女たちは何に抗い、何と戦ってきたのか。女性の怒りの歴史として、日本のフェミニズムとフェミニストをはじめて知るガイドブック。 女性たちは何を願い、何と戦ってきたのか? 廃娼運動、売春防止法、リプロ、レズビアン運動… 日本のフェミニズムを、歴史の原点からわかりやすく解説する いまこそ読みたいガイドブック決定版! 北原 みのり (キタハラ ミノリ) 1970年神奈川県生まれ。作家。津田塾大学卒。96年フェミニズムの視点で女性のためのセックストーイショップ「ラブピースクラブ」設立。著書に『木嶋佳苗100日裁判傍聴記』『性と国家』(共著)など多数。
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ヘイトをとめるレッスン
¥2,200
韓国でヘイト問題の研究者として、また差別禁止法制定を目指す活動家として奔走するホン・ソンスの著作を完全日本語訳。 ヘイトスピーチとはなにか、男性へのヘイトスピーチは成り立つのかから、ヘイトからジェノサイドへ至る段階的特徴などを解説。「ヘイトスピーチの入門書にして、ヘイトをなくすための決定版」と言える一冊。 カバー挿画は、韓流ドラマ『ミョヌラギ』の原作者、ス・シンジさんによるイラストで、平易な文章とあいまって、高校生・大学生にも親しみやすくなっている。 ホン・ソンス プロフィール 1975年生まれ。韓国・淑明女子大学法学部教授。専門は法哲学と法社会学。高麗大学で学士、修士を経て、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで国家人権機構についての法社会学的研究で博士号取得。スペイン国際法社会学研究所、オックスフォード社会・法研究所、ロンドン大学人権コンソーシアムなどでの研究を経て現職。2016年に韓国の「ヘイト表現の実態調査及び規制方案の研究」の研究責任者として報告書作成にかかわり、現在も包括的差別禁止法の制定に取り組んでいる。 たな ともこ プロフィール 1978年京都生まれ。大学非常勤講師。通訳案内士。立命館大学法学部、同大学院修士課程をへて、ソウル大学法学部博士課程に留学(単位取得)。ハン・インソプ「韓国の国民参与裁判」(法学セミナー2010年4月号、日本評論社)など、法学・社会学関係を中心に翻訳に携わる。 相 沙希子 プロフィール 1979年千葉県生まれ。東京女子大学現代文化学部卒業。高麗大学韓国史学科修士課程修了(開港期専攻)。2007年から2018年まで公益財団法人日韓文化交流基金に勤務し、現在は韓国在住。 朴 鍾厚 プロフィール 1978年、ソウル生まれ。 延世大学人文学部卒業。同大学大学院国語国文学科修士・博士課程修了(文学博士) 同志社大学嘱託講師を経て、現在獨協大学国際教養学部特任准教授。 ホン・ソンス 著 たな ともこ 翻訳 相 沙希子 翻訳 朴 鍾厚 監修 ジャンル:社会・歴史 A5変形、並製、240ページ 価格:¥ 2,200+税 ISBN 978-4-907239-52-7 出版社:ころから
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フラワーデモを記録する フラワーデモ 編
¥1,320
「花を持って集まりましょう」 あの晩、日本の#MeTooが大きく動いた。 2019.3.12 福岡地裁久留米支部 サークルと称した飲み会で酩酊した女性への準強姦事件。女性が抵抗できる状態でなかったとしながらも、男性の故意が認められないとして無罪。(高裁で逆転有罪、その後、最高裁へ上告された) 3.19 静岡地裁浜松支部 コンビニ帰りの女性が外国人男性から口腔性交を強要された強制性交致傷事件。加害男性からみて「明らかにそれと分かる形での抵抗はなかった」として無罪。 3.26 名古屋地裁岡崎支部 娘が中学2年生のときから性虐待をしていた実父の準強姦事件。娘への性的暴行を認めながらも、「抵抗しようと思えばできた」として無罪。(高裁で逆転有罪、その後、最高裁へ上告された) 3.28 静岡地裁 当時12歳の娘への実父が性虐待を行った疑いのある事件。家が狭く「同室の家族が気づかないのは不自然」だから、信ぴょう性がないとして無罪。家から押収された児童ポルノ所持の罪で、父親には罰金10万円。(その後、控訴された) 2019年3月に4件続いた性暴力事件の無罪判決をきっかけに、性暴力に抗議する運動としてはじまった「フラワーデモ」。4月11日に東京・大阪の2都市ではじまったこのデモは、どんどん全国に広がり、5月には4都市、6月には11都市と増えていき、参加者はのべ1万人超、1年で47すべての都道府県から声が上がりました。 本書は、フラワーデモにかかわった側からこのフラワーデモの一年間を振り返り、性暴力を許さない社会へと繋げていくための一冊です。 (内容) 全国の主催者たち、呼びかけ人・北原みのり、これまで性暴力事件を取材してきた新聞記者やライター、長年被害者とともに戦ってきた弁護士などの専門家、そして参加者による寄稿、刑法の問題点を整理したレポートなどでフラワーデモの1年間を記録する。 (寄稿者) 全国47都道府県&バルセロナの各地主催者、安部志帆子(毎日新聞記者)、河原理子(ジャーナリスト)、角田由紀子(弁護士)、村田智子(弁護士)、山本潤(一般社団法人Spring代表理事)、牧野雅子(社会学、ジェンダー研究)、小川たまか(ライター)、長田杏奈(ライター)、北原みのり(作家)ほか。 定価 1200円+税 判型 A5判並製 頁数 112ページ 装幀 福岡南央子 発売 2020年4月11日 ISBN 978-4-909910-05-9
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エトセトラ VOL.13 特集:クィア・女性・コミュニティ 水上文 特集編集
¥1,540
「わたしたち」の場づくり、コミュニティ、言葉をアーカイヴする。 ウーマンリブから生まれたレズビアン・コミュニティ、伝説のレズビアン&バイセクシュアル雑誌、そして、Xジェンダーの語りや、様々なセクシュアルマイノリティの集まれる場所……。 フェミマガジン13号目は、「LGBTQ」から消されてしまいがちな女性やノンバイナリー/Xジェンダーの人々による、場所づくりや運動を記録する特集号。多数のインタビュー、寄稿、読者投稿「自分の存在を消されたと感じたことはありますか?」など。 【訂正とお詫び】 P77下段『ルッキング・フォー・クミコ』は、『ルッキング・フォー・フミコ』の誤りです。 訂正のうえお詫び申し上げます。 定価 1400円+税 判型 A5判・並製 頁数 128ページ 表紙デザイン 福岡南央子(woolen) 本文デザイン・組版 水上英子 発売 2025年5月30日 ISBN:978-4-909910-30-1
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エトセトラ VOL.12 特集:戦争をやめる エトセトラブックス 編
¥1,540
「止(と)めようとしたのに」と、あとから言いたくない。 いま、ここで戦争を拒むフェミニストたちの意思表示号。 パレスチナへのジェノサイドはいまだ終わらず、ロシアのウクライナ侵攻は続き、日本は沖縄を破壊しつづけ、各地で軍事化を進めている。フェミマガジン12号目は、これまで戦争を記憶し記録し、共に生きるために暴力に抗ってきたフェミニストたちの行動と言葉を集める。 戦争と女性史、軍事化にとりこまれるジェンダー問題、アートや詩で闘う表現者たち、各地で反戦活動するアクティビストたちの連帯の可能性など。戦争と地続きでしかないこの日常において、それぞれの「反戦」をつなげる特集号。論考、エッセイ、インタビュー、読者投稿ほか。 定価 1400円+税 判型 A5判・並製 頁数 144ページ 表紙デザイン 福岡南央子(woolen) 本文デザイン・組版 水上英子 発売 2024年11月28日 ISBN:978-4-909910-26-4
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エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年 小川たまか 特集編集
¥1,540
110年ぶりとなった2017年の性犯罪刑法改正と、 根幹的な変化があった2023年の再改正。 その7年のあいだ、現場を見てきたライターの小川たまかとともに2つの刑法改正をふりかえり、 日本で性暴力とたたかい、改正を成し遂げた当事者、支援者、フェミニストたちの活動を記録に残す。 法曹、ジャーナリズム、研究、医療、性教育、表現、運動…etc.それぞれの場で 社会を変えようとしてきた声を集めた特集号。エッセイ、インタビュー、座談会、読者投稿など。 定価 1400円+税 判型 A5判・並製 頁数 128ページ 表紙デザイン 福岡南央子 本文デザイン・組版 水上英子 発売 2024年5月28日 ISBN:978-4-909910-23-3
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エトセトラ VOL.10 特集:男性学 周司あきら特集編集
¥1,540
性差別はびこるこの社会では、 実は「男」のことすら誰も考えていない。 語られてこなかった男性の多様さはどこにある? これまでフェミニズムが家父長制に相対するとき、特権を持つ側として「男性」が照射されてきた。しかし、男性がフェミニズムに応答するだけでは、男性自身の課題を掘り下げられないのでは……? フェミマガジン10号目は、『トランス男性によるトランスジェンダー男性学』の周司あきらをゲスト特集編集に迎え、「特権」「加害性」「生きづらさ」で終わらない、その一歩先にある「男性性」を見つける特集号。 論考、エッセイ、読者投稿などで構成。新たなメンズリブを目指す座談会も! 定価 1400円+税 判型 A5判・並製 頁数 128ページ 表紙デザイン 福岡南央子 本文デザイン・組版 水上英子 発売 2023年11月24日 ISBN:978-4-909910-20-2 出版社 etc.books
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あたらしい憲法のはなし 他二篇
¥990
日本国憲法が公布,施行された1946−47年に発行された小冊子.中学1年生用の社会科の副教材「あたらしい憲法のはなし」.全国の家庭に配布された憲法普及会編「新しい憲法 明るい生活」.法制局閲,内閣発行の「新憲法の解説」.新憲法への熱い思いが伝わってくるこの3篇はいまこそ読み直されるべきだろう. ◆編集部からのメッセージ 1946〜47年に政府が日本国憲法(46.11.3公布,47.5.3施行)を普及させるために作った小冊子3冊を再録し,併せて大日本帝国憲法の全文と英訳付き日本国憲法の全文とを収録します. 「新しい憲法 明るい生活」は1947年5月3日発行.憲法普及会編.同会は46年12月1日「新憲法の精神を普及徹底し,これを国民生活の実際に浸透するよう啓発運動を行うこと」を目的に設立されたもので,憲法公布後1年間にわたり,メディアを動員して活動しました.この小冊子はじつに2000万部が全国の家庭に配布されました. 最も広く知られる「あたらしい憲法のはなし」は47年8月2日発行.著作・発行者は文部省.中学1年生用の社会科の教材.350万部が配布され,すぐに200万部増刷されたといいます.第9条「戦争放棄」の有名な挿絵は,本書の表紙カバーにも使用しました. 上の2冊に比してあまり知られていない「新憲法の解説」は46年11月3日発行.序を吉田茂(内閣総理大臣),金森徳次郎(国務大臣),林譲治(内閣書記官長)が執筆.法制局・閲,内閣・発行.この冊子を通じて当時の内閣の新憲法に対する初めての見解を知ることができます. それぞれの詳しい成立事情については,編者による解説を参照してください.文庫化に当たっては,3冊とも漢字や仮名遣い等を現代のものに改め,明らかな誤りを直して読みやすくしました.憲法改正が政治日程にのぼっている今こそ,これらの冊子を読み返し,ひとりひとりが憲法を考えることが大切でしょう. 刊行日 2013/09/18 体裁 A6・並製・カバー・220頁 ISBN 9784006032647
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世界とであうえほん
¥1,980
世界を知るきっかけに。子どものための異文化絵本! 本作は、まだ世界を知らない日本の子供たちが、「外国にはこんな洋服や、お祭りがあるんだ!」と世界に興味を持つきっかけとなる絵本です。世界の衣装・住居・食べ物・市場・乗り物・祭り・言語といった各国の文化の多様さを楽しく学べます。 「てづかあけみ はじめてのえほん」特設サイト https://pie.co.jp/atezuka/ Format:A4判正寸 Size:297mm×210mm Pages:48Pages(Full Color) Binding:ハードカバー 発行元 :PIE International ISBN:978-4-7562-4285-3 C8771 絵:てづかあけみ
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子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める!
¥1,760
大切な子どもたちに、自分を守り人を傷つけない「知恵と勇気」を与えたい! 面白くて役に立つ&大人にも新鮮でためになる、すべての子どもに贈る1冊。 世界中で問題になっている、子どもの間での/子どもに対する、イジメや暴力。親やまわりの人たちが気をつけていても、社会の変化でSNSやゲームなど、子どもの世界は知らないところで広がっていて、危険は高まる一方です。じゃあ、どうやって身を守ることを教えればいい? のびのびと育てられる? そんな思いを形にしたのがこの本です。 キーワードは、タイトルの言葉、「同意」です。 著者のレイチェルは、世界的な超人気動画、「Tea Consent(お茶と同意)」を作ったアニメーター。自身の娘が「学校で突然男の子にキスされた」と話すのを聞いて、「子どもこそ『同意』を知るべき!」と、まず子どもむけのビデオを作り、この本を作りました。 楽しいイラストと文で著者が紹介するのは、「同意」と「バウンダリー(境界線)」という、耳に新しい言葉。それは、健やかな人間関係を育む基本の知識。 子どもたちが自分のこころとからだを大切にすることを知り、身近な危機に気づき、身を守れるようになることや、自分に向けて起こされたアクションに対して「いいよ」、「いや」、「ダメ」、「助けて!」などの意思を表すために必要なものです。 大切なのは、おたがいに相手の「同意する/同意しない」を必ず確かめて、尊重すること。それって実は、大人にとっても難しいことかもしれません。でも、この本ではとてもシンプルにわかります。そう、子どもたちだけでなく、実はそれを学んで来なかった、多くの大人たちにも、とても役に立つ一冊なのです! 小学2年生くらいからひとりで読める本ですが、大人と一緒ならもっと小さくてもOK。 まずは、この本に出てくるいろんな「キミ」と仲良しになるところから始まって、気づけば自分なりの「バウンダリー」や「同意」のありかたが身につくはず。 それは、生涯にわたって子どもを守る、大切な宝物になるのです。 ◆普段から読んでいると、こんなとき、きっと役に立ちます! ・イジメにあったとき ・トラブルで困っているとき ・友だちや親子間、恋人と、学校や職場での、人間関係がうまくいかないとき ◆大切な子どもをこんなふうに育てたいなら、ぜひ! ・自分を大切にして自信が持てる子どもに ・自分を押しころさず、友だちや家族と気持よい関係が保てる子に ・人に思いやりをもって接し、励ましあうことができる子に ・その子らしく、幸せにのびのびと生きていけるように! ・犯罪や暴力の被害者、加害者にならない! 子どもを守る言葉「同意」って何?YES、NOは自分が決める! 著者:レイチェル・ブライアン訳者:中井 はるの 2020年10月26日発売 1,760円(税込) 菊判変型/72ページ ISBN:978-4-08-333166-4
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タンタンタンゴはパパふたり
¥1,650
動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。 ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。 ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。 ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。 ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。 そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。 他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。 ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版です。 なかなかかえらない石のたまごを暖め続ける切なさ、待ちに待った赤ちゃんペンギンが生まれる瞬間、読み終わった後、ほんのりあたたかい気持ちになれる絵本です。 子供たちにも、そして大人たちにも、読んでもらえるとうれしい一冊です。 タンタンタンゴはパパふたり and tango makes three 発行:ポット出版 ジャスティン・リチャードソン 文, ピーター・パーネル 文, ヘンリー・コール 絵, 尾辻 かな子 訳, 前田 和男 訳 定価:1,500円 + 税 ISBN978-4-7808-0115-6 C8798
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イスラエルについて知っておきたい30のこと
¥2,090
2023年10月7日に起きたハマースの蜂起から約15カ月半後の2025年1月19日、 イスラエルとハマースの間で6週間の「停戦」合意がなされた。 イスラエルの一方的な爆撃によりガザ地区の公共施設や主要インフラは壊滅的な状況に陥り4万人超が死亡、 その大半は子どもや女性だったとされる。 だが、イスラエルによる暴力はいまに始まったことではない。 1948年のイスラエル建国前からシオニストたちはパレスチナの地の略奪を目標に、 欧米や周辺諸国を巻き込み、暴力を繰り返してきた。 キリスト教福音派のシオニズムへの接近、 ホロコーストの政治利用、ユダヤ教とシオニズムの対立、 PLOの挫折、オスロ合意の欺瞞、〈10・7〉蜂起、 そしてイスラエルが描く「ガザ2035」の未来図とは? いま私たちがパレスチナ問題を考えるための基本書。 「停戦」は、一般的な国家戦争の停戦とは全く異なり、 イスラエルによる一方的なガザ地区でのジェノサイドの「一時停止」にすぎません。 ガザ地区の占領も封鎖も変わらず、 またやはり占領下のヨルダン川西岸地区で続いているイスラエル軍の侵攻と 入植者による襲撃・収奪も止まることがないのです。——「あとがき」より 早尾 貴紀 著 出版年月 2025年2月 ISBN 9784582839746
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ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義?
¥1,540
【緊急出版!ガザを知るための「まず、ここから」の一冊】 2023年10月7日、ハマース主導の越境奇襲攻撃に端を発し、 イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化しました。 長年パレスチナ問題に取り組んできた、 パレスチナ問題と現代アラブ文学を専門とする著者が、 平易な語り口、そして強靭な言葉の力によって さまざまな疑問、その本質を明らかにします。 今起きていることは何か? パレスチナ問題の根本は何なのか? イスラエルはどのようにして作られた国? シオニズムとは? ガザは、どんな地域か? ハマースとは、どのような組織なのか? いま、私たちができることは何なのか? 今を知るための最良の案内でありながら、 「これから私たちが何を学び、何をすべきか」 その足掛かりともなる、 いま、まず手に取りたい一冊です。 本書は、10月20日京都大学、10月23日早稲田大学で開催された緊急セミナーに加筆修正を加えたものです。—大和書房HPより 著者 岡 真理 著 ジャンル 文芸・人文 ・ 社会 出版年月日 2023/12/22 ISBN 9784479394204
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地べたから考える??世界はそこだけじゃないから
¥1,320
日英の社会のひずみを現場で見て考えたエッセイ15選 日常にひそむ社会の問題を、自らのことばで表現し続けるブレイディみかこのエッセイ・アンソロジー。足を地に着けて世界を見る視線の強さを味わう15篇を精選。 ブレイディみかこ 著 ISBN 978-4-480-25152-7 刊行日 2024/10/03
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きみの体は何者か??なぜ思い通りにならないのか?
¥1,210
きっと体が好きになる!14歳からの身体論 体は思い通りにならない。でも体にだって言い分はある。体の声に耳をすませば、思いがけない発見が待っている! きっと体が好きになる14歳からの身体論。 伊藤亜紗 著 ISBN 978-4-480-25114-5 刊行日 2021/09/15
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手の倫理
¥1,980
人が人にさわる/ふれるとき、そこにはどんな交流が生まれるのか。 介助、子育て、教育、性愛、看取りなど、さまざまな関わりの場面で、 コミュニケーションは単なる情報伝達の領域を超えて相互的に豊かに深まる。 ときに侵襲的、一方向的な「さわる」から、意志や衝動の確認、共鳴・信頼を生み出す沃野の通路となる「ふれる」へ。 相手を知るために伸ばされる手は、表面から内部へと浸透しつつ、相手との境界、自分の体の輪郭を曖昧にし、新たな関係を呼び覚ます。 目ではなく触覚が生み出す、人間同士の関係の創造的可能性を探る。 伊藤亜紗 著 発売日 2020年10月09日 ISBN 9784065213537
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痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学
¥2,640
内容 なぜ日本では「痴漢」という性犯罪が、こんなにも日常化しているのか? そして、「被害」の対で語られるべき「加害」ではなく、なぜ今「冤罪」ばかりが語られるのか? 戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みといていく、これまでなかった「痴漢」研究の書。前提を共有し、解決策を考えていくために必読の一冊。 痴漢事件はどれくらい起こっているのか/夏は痴漢が増える、という思い込み/痴漢被害者に求められる「羞恥心」とは?/「痴漢は犯罪です」――は本当か?/女性専用車両は誰のために生まれたか/痴漢が娯楽になっていく過程/痴漢ブームは終わらない/たかが痴漢、されど痴漢冤罪の矛盾/痴漢=性依存というアプローチが注目される理由…etc. 著者 牧野雅子まきの・まさこ 1967年、富山県生まれ。龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員。警察官として勤めたのち、 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。 専門は、社会学、ジェンダー研究。 著書に、『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)、 『生と死のケアを考える』(共著、法蔵館)がある。
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はじめての沖縄
¥1,430
内容説明 かつて「沖縄病」だった著者が,研究者として沖縄に通い始めたときに目にした孤独な風景。繰り返しその風景に立ち戻りながら,沖縄で生まれ育った人々による人生の語りを記録し,そこから沖縄の「歴史と構造」へと架橋する。各紙絶賛のかつてない〈沖縄本〉。 目次 はじめての沖縄――目次 序 沖縄について考えることについて考える 自治の感覚 沖縄を思って泣く 彼方と過去 変化と喪失 沖縄のはじまり たくさんの声、ひとつの境界線 ほんとうの沖縄、ふつうの沖縄 ねじれと分断 終章 境界線を抱いて 謝辞
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「国語」から旅立って
¥1,430
内容説明 母国語とアイデンティティ、歴史と境界線。芥川賞候補、日本エッセイストクラブ賞受賞の台湾生まれで「中国語がへたくそ」な日本語作家のライフワークを、今この国に生きる若い人たちに。「日本語は日本人のためだけのものじゃない」。帯=後藤正文。 目次 目次 「国語」から旅立って はじめに 第一章 ほんもののガッコウ 第二章 わたしの「国語」は何語なんだろう? 第三章 わたしは、失敗作なの? 第四章 わたしの中の「彼女たち」の名前 第五章 わたしの国はどこにある? 第六章 「国語」から旅立って おわりに
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エドワード・サイード『オリエンタリズム』上下セット
¥3,416
タイトル:オリエンタリズム 著 者:エドワード・サイード 出版社:平凡社 出版年:1993年 ヨーロッパのオリエントに対するものの見方・考え方に連綿と受け継がれてきた思考様式――その構造と機能を分析するとともに、厳しく批判した問題提起の書。解説=杉田英明
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エッセンシャルワーカー
¥2,750
社会にとって不可欠な仕事(エッセンシャルワーク)の待遇はなぜこんなにも悪いのか。 あまり知られていないそれらの仕事の実態から、なぜ待遇悪化が起きているのか、それが私たちの社会にどう跳ね返ってくるのかをあきらかにする。 エッセンシャルワーカーの国際比較を通じて、現状を変えていくためのヒントも提言。 序章 知られていないエッセンシャルワーカーの働き方 田中洋子 ●第Ⅰ部 スーパーマーケット、外食チェーンの現場 フルタイムとパートタイムの処遇格差‒‒—ドイツとの比較 第1章 日本のスーパー 三山雅子 第2章 ドイツのスーパー 田中洋子 第3章 日本の外食チェーン 田中洋子 第4章 ドイツのマクドナルド 田中洋子 ●第Ⅱ部 自治体相談支援、保育園、学校、ごみ収集の今 予算削減で進む公共サービスの非正規化 第1章 自治体相談支援員 上林陽治 第2章 保育士 小尾晴美 第3章 教員 上林陽治 第4章 ごみ収集作業員 小尾晴美 ●第Ⅲ部 病院、介護の現場はどうなっているのか 女性が中心に担うケアサービスの過酷さ 第1章 日本の看護 田中洋子、袴田恵未 第2章 日本の訪問介護 小谷幸 第3章 ドイツのケア職(看護・介護) ヴォルフガング・シュレーダー、ザーラ・インキネン、田中洋子[監訳] ●第Ⅳ部 運送、建設工事、アニメーション制作のリアル 仕事を請け負う個人事業主の条件悪化 第1章 トラックドライバー 首藤若菜 第2章 建設業従事者 柴田徹平 第3章 アニメーター 松永伸太朗、永田大輔 ●第Ⅴ部 働き方はなぜ悪化したのか そのメカニズムと改革の展望 第1章 「女・子ども」を安く働かせる時代を終わらせる 田中洋子 第2章 公共サービスの専門職を非正規にしない 田中洋子 第3章 市場強者による現場へのしわよせを止める 田中洋子 結語 田中洋子