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世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100
¥1,870
キニマンス塚本ニキ(著) 気候変動、紛争、経済格差や不況、AIの驚異など…、混迷を極める「いまの世界」の諸問題(ISSUES)を議論するために必要な、最新の英語キーワードとその背景を学ぶ1冊。「まだ日本語になっていない」、「日本語に訳しきれない」最新の英単語を100語(関連語句をあわせ全300語)掲載。ポップでわかりやすいイラストとともにカジュアルな解説で「いまとこれから」の世界を考える。扱うテーマは環境、政治・経済、文化・社会、健康・ウェルネス、テクノロジーなど。著者は通訳者、ラジオパーソナリティのキニマンス塚本ニキ。本書掲載の全見出し語と例文、関連語のナレーションも担当。 本の最後には、ライター・研究者の竹田ダニエルとの「英語対談」(翻訳つき)を収録。 SDGsに関心の強い若い世代にもおすすめ。 発売日 2024年10月17日 発行 Gakken 判型 A5 ページ数 168頁 ISBN 978-4-05-305947-5
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ヘイトをとめるレッスン
¥2,200
韓国でヘイト問題の研究者として、また差別禁止法制定を目指す活動家として奔走するホン・ソンスの著作を完全日本語訳。 ヘイトスピーチとはなにか、男性へのヘイトスピーチは成り立つのかから、ヘイトからジェノサイドへ至る段階的特徴などを解説。「ヘイトスピーチの入門書にして、ヘイトをなくすための決定版」と言える一冊。 カバー挿画は、韓流ドラマ『ミョヌラギ』の原作者、ス・シンジさんによるイラストで、平易な文章とあいまって、高校生・大学生にも親しみやすくなっている。 ホン・ソンス プロフィール 1975年生まれ。韓国・淑明女子大学法学部教授。専門は法哲学と法社会学。高麗大学で学士、修士を経て、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで国家人権機構についての法社会学的研究で博士号取得。スペイン国際法社会学研究所、オックスフォード社会・法研究所、ロンドン大学人権コンソーシアムなどでの研究を経て現職。2016年に韓国の「ヘイト表現の実態調査及び規制方案の研究」の研究責任者として報告書作成にかかわり、現在も包括的差別禁止法の制定に取り組んでいる。 たな ともこ プロフィール 1978年京都生まれ。大学非常勤講師。通訳案内士。立命館大学法学部、同大学院修士課程をへて、ソウル大学法学部博士課程に留学(単位取得)。ハン・インソプ「韓国の国民参与裁判」(法学セミナー2010年4月号、日本評論社)など、法学・社会学関係を中心に翻訳に携わる。 相 沙希子 プロフィール 1979年千葉県生まれ。東京女子大学現代文化学部卒業。高麗大学韓国史学科修士課程修了(開港期専攻)。2007年から2018年まで公益財団法人日韓文化交流基金に勤務し、現在は韓国在住。 朴 鍾厚 プロフィール 1978年、ソウル生まれ。 延世大学人文学部卒業。同大学大学院国語国文学科修士・博士課程修了(文学博士) 同志社大学嘱託講師を経て、現在獨協大学国際教養学部特任准教授。 ホン・ソンス 著 たな ともこ 翻訳 相 沙希子 翻訳 朴 鍾厚 監修 ジャンル:社会・歴史 A5変形、並製、240ページ 価格:¥ 2,200+税 ISBN 978-4-907239-52-7 出版社:ころから
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わたしたちの、世界を変える方法
¥1,793
身近で体験した疑問や不条理を、どのようにして政治的な問いに変え、どのようにして具体的なアクションを起こせるのだろう? 先輩たちの活動から学ぶ新しい政治活動の手引書。 「それ、おかしくない?」と思ったら……。 社会を変えるため、声をあげることをもっと当たり前にしたい! 平均年齢19歳(執筆時)の著者たちが伝えたいことを知る。 「環境・平和・民主主義・ジェンダー・グローバル化・人権・校則・若者の貧困と孤独」 さまざまな社会課題に取り組む若手アクティビスト22人による、 同世代や次世代のための、今までにまったくなかった新しい本。 声を上げるのに年齢も性別も国籍も関係ない! まずは小さな一歩から、社会運動を始めよう! 著者 中村 眞大 (ナカムラ マサヒロ) 2002年、東京都生まれ。ライター、映像ディレクター、NPO法人「School Liberty Network」共同代表。高校在学中に映画「北園現代史」を製作。 ISBN:978-4-309-61770-1 ● Cコード:0336 発売日:2024.11.27
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社会を変えるには
¥1,540
〈私はしばしば、「デモをやって何か変わるんですか?」と聞かれました。「デモより投票をしたほうがいいんじゃないですか」「政党を組織しないと力にならないんじゃないですか」「ただの自己満足じゃないですか」と言われたりしたこともあります。しかし、そもそも社会を変えるというのはどういうことでしょうか。〉(「はじめに」より) いま日本でおきていることは、どういうことか? 社会を変えるというのは、どういうことなのか? 歴史的、社会構造的、思想的に考え、社会運動の新しい可能性を探る大型の論考です。 目次 第1章 日本社会はいまどこにいるのか 第2章 社会運動の変遷 第3章 戦後日本の社会運動 第4章 民主主義とは 第5章 近代自由民主主義とその限界 第6章 異なるあり方への思索 第7章 社会を変えるには 著者 小熊英二 発売日 2012年08月17日 ISBN 9784062881685
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あたらしい憲法のはなし 他二篇
¥990
日本国憲法が公布,施行された1946−47年に発行された小冊子.中学1年生用の社会科の副教材「あたらしい憲法のはなし」.全国の家庭に配布された憲法普及会編「新しい憲法 明るい生活」.法制局閲,内閣発行の「新憲法の解説」.新憲法への熱い思いが伝わってくるこの3篇はいまこそ読み直されるべきだろう. ◆編集部からのメッセージ 1946〜47年に政府が日本国憲法(46.11.3公布,47.5.3施行)を普及させるために作った小冊子3冊を再録し,併せて大日本帝国憲法の全文と英訳付き日本国憲法の全文とを収録します. 「新しい憲法 明るい生活」は1947年5月3日発行.憲法普及会編.同会は46年12月1日「新憲法の精神を普及徹底し,これを国民生活の実際に浸透するよう啓発運動を行うこと」を目的に設立されたもので,憲法公布後1年間にわたり,メディアを動員して活動しました.この小冊子はじつに2000万部が全国の家庭に配布されました. 最も広く知られる「あたらしい憲法のはなし」は47年8月2日発行.著作・発行者は文部省.中学1年生用の社会科の教材.350万部が配布され,すぐに200万部増刷されたといいます.第9条「戦争放棄」の有名な挿絵は,本書の表紙カバーにも使用しました. 上の2冊に比してあまり知られていない「新憲法の解説」は46年11月3日発行.序を吉田茂(内閣総理大臣),金森徳次郎(国務大臣),林譲治(内閣書記官長)が執筆.法制局・閲,内閣・発行.この冊子を通じて当時の内閣の新憲法に対する初めての見解を知ることができます. それぞれの詳しい成立事情については,編者による解説を参照してください.文庫化に当たっては,3冊とも漢字や仮名遣い等を現代のものに改め,明らかな誤りを直して読みやすくしました.憲法改正が政治日程にのぼっている今こそ,これらの冊子を読み返し,ひとりひとりが憲法を考えることが大切でしょう. 刊行日 2013/09/18 体裁 A6・並製・カバー・220頁 ISBN 9784006032647
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幼児から民主主義
¥2,200
民主主義教育は乳幼児期から始まっている! 政治への諦念と権威主義を斥け、参加の意識を育む豊かな保育実践の手引き 特別寄稿:宮武慎一「子どもたち自身が未来を切り開く」 内容 スウェーデンでは投票率が毎回80パーセントを超える。「自分の一票が国の未来を変えられる」という民主主義への信頼を表す数字と言えるが、何とこの国では、民主主義に関する教育が幼児期から行われているのだ。民主主義と聞くと、何か堅苦しいことを想像してしまうかもしれない。ましてや、「幼児に民主主義が理解できるのだろうか?」とも思ってしまうだろう。就学前学校(日本の保育園と幼稚園)の教師を務めてきた本書の筆者たちは、「民主主義に年齢は関係ない」と断言する。彼女たちのメッセージはいたって明快で、「民主主義は日常の保育のなかでこそ実現できる」というものである。 オムツをどう替えるか、給食で何を食べるか、規則に従うか従わないか——日々の保育現場で起こるちょっとしたいざこざは、すべて民主主義を促進するチャンスであり、子ども=主権者の声を聴く大切な機会でもある。子どもは自らの声が聴かれ、それが身の周りに影響を与えるという経験を通して、初めて社会を形成する一員として自ら未来を思い描くようになる。もし逆の経験が積み重なると、無力感に襲われ、権力に頼るようになるだろう。本書を読むと、このような学習が生まれたときから始まっていることがよく分かる。 スウェーデンの「就学前教育のナショナル・カリキュラム」には、「子どもが自らに関係するあらゆる決定に参加できるように」と記されている。筆者らは、「子どもたちは、自分の声を聴いてもらえる環境があれば、参加を通して民主主義を発展させることができる」と述べたうえで、「私たち大人は、それに応えるだけの準備ができているのか?」と問いかける。子どもが影響力をもつ機会は至る所にあるわけだが、それに応えられるだけの準備ができていなければ見過ごしてしまうことになる。具体的な実践例が豊富に盛り込まれている本書を読めば、子どもとの向き合い方が変わるかもしれない。 (みつはし・みどり お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科特別研究員) 著者・編者・訳者紹介 著者-Elisabeth ARN?R & Solveig SOLLERMAN(エリサベス・アルネール&ソルヴェイ・ソーレマン) スウェーデンで就学前学校の教師として勤務する傍ら、自治体および研究機関と協力して全国の就学前学校で民主主義と子どもの影響力について研究・実践指導・講演を行う。 宮武慎一 (福)調布白雲福祉会理事長、保育園「パイオニアキッズ」運営。 著者・編者・訳者 エリサベス・アルネール&ソルヴェイ・ソーレマン著 伊集守直・光橋翠訳 発行年月日 2021年 9月 10日 定価 2,200円 ISBN 978-4-7948-1191-2 C0037 判型 四六判並製 頁数 228ページ
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こどものとうひょう おとなのせんきょ
¥1,760
2016年で90歳。絵本作家として絶大なる人気を誇る、かこさとし。 そのかこさとし先生が、今から30年あまり前に描いた「民主主義の絵本」です。 ハフィントンポスト(日本版)への掲載をきっかけに、フェイスブックやツイッターなどを通じて大きな反響を呼んでいます。 子どもたちが集う児童館前の広場が舞台です。いろいろな遊びをする子どもたちの間では、お互いを邪魔に思うトラブルが絶えません。そこで、子どもたちは、その広場で何をして遊ぶのかを投票で決めることにしました。 投票の結果、多数決で決まった遊び。でも、みんなが楽しく遊べる広場ではなくなってしまいました。 そこにやってきた年上のお兄ちゃんが、新たな良い提案をしてくれます。 お兄ちゃんは、どんな提案をしてくれたのでしょう? 日本社会も世界各国も、混迷を深める現代に、もう一度「民主主義」のあるべき姿を問いかける。優しい絵本の中に、大切なメッセージがいっぱい詰まった一冊です。 いつか選挙権を持つ子どもたちも、18歳で初の選挙に参加する人たちも、そして大人になってしまった人たちも…。 今こそ、この名著で「民主主義」について考えてみましょう。 著者 かこさとし 出版社 復刊ドットコム 判型 225×188mm・上製 頁数 32 頁 ジャンル 児童書・絵本 ISBNコード 9784835454023
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イスラエルについて知っておきたい30のこと
¥2,090
2023年10月7日に起きたハマースの蜂起から約15カ月半後の2025年1月19日、 イスラエルとハマースの間で6週間の「停戦」合意がなされた。 イスラエルの一方的な爆撃によりガザ地区の公共施設や主要インフラは壊滅的な状況に陥り4万人超が死亡、 その大半は子どもや女性だったとされる。 だが、イスラエルによる暴力はいまに始まったことではない。 1948年のイスラエル建国前からシオニストたちはパレスチナの地の略奪を目標に、 欧米や周辺諸国を巻き込み、暴力を繰り返してきた。 キリスト教福音派のシオニズムへの接近、 ホロコーストの政治利用、ユダヤ教とシオニズムの対立、 PLOの挫折、オスロ合意の欺瞞、〈10・7〉蜂起、 そしてイスラエルが描く「ガザ2035」の未来図とは? いま私たちがパレスチナ問題を考えるための基本書。 「停戦」は、一般的な国家戦争の停戦とは全く異なり、 イスラエルによる一方的なガザ地区でのジェノサイドの「一時停止」にすぎません。 ガザ地区の占領も封鎖も変わらず、 またやはり占領下のヨルダン川西岸地区で続いているイスラエル軍の侵攻と 入植者による襲撃・収奪も止まることがないのです。——「あとがき」より 早尾 貴紀 著 出版年月 2025年2月 ISBN 9784582839746
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ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義?
¥1,540
【緊急出版!ガザを知るための「まず、ここから」の一冊】 2023年10月7日、ハマース主導の越境奇襲攻撃に端を発し、 イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化しました。 長年パレスチナ問題に取り組んできた、 パレスチナ問題と現代アラブ文学を専門とする著者が、 平易な語り口、そして強靭な言葉の力によって さまざまな疑問、その本質を明らかにします。 今起きていることは何か? パレスチナ問題の根本は何なのか? イスラエルはどのようにして作られた国? シオニズムとは? ガザは、どんな地域か? ハマースとは、どのような組織なのか? いま、私たちができることは何なのか? 今を知るための最良の案内でありながら、 「これから私たちが何を学び、何をすべきか」 その足掛かりともなる、 いま、まず手に取りたい一冊です。 本書は、10月20日京都大学、10月23日早稲田大学で開催された緊急セミナーに加筆修正を加えたものです。—大和書房HPより 著者 岡 真理 著 ジャンル 文芸・人文 ・ 社会 出版年月日 2023/12/22 ISBN 9784479394204
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14歳からの戦争のリアル
¥1,430
実際、戦争へ行くってどういうことなの? 第二次大戦経験者、イラク帰還兵、戦場ボランティア、紛争解決人、韓国兵役拒否亡命者、元自衛隊員、出稼ぎ労働経験者にきく、戦争のリアル。 雨宮 処凛 (アマミヤ カリン) 1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『14歳からの戦争のリアル』等、著書多数。 ISBN:978-4-309-61695-7 発売日:2015.07.26 出版社:河出書房新社
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菜の花の沖縄日記
¥1,760
沖縄の人々と出会い、自分の目で見て自分の頭で考えた3年間の貴重な記録。 *2020年2月から公開のドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」の原作です!映画とあわせて書籍もお楽しみください。 *『毎日新聞』書評(2019年9月1日)、『朝日新聞』夕刊(2019年8月28日)、J-WAVE 「JAM THE WORLD」(2019年9月18日、安田菜津紀さんのコーナー)など、各メディアで紹介され、多くの方から共感の声をいただいています。 高校生になったら沖縄で暮らしてみたい――。 そう考えた少女、坂本菜の花は、15歳で故郷・石川県を離れ、ひとり沖縄にやってきました。 高校は無認可学校「珊瑚舎スコーレ」。 クラスメートがお互いをサポートしあい、ともに成長する場が学校、教員はその手助けをする存在。そんな教育方針を掲げる珊瑚舎で、彼女はさまざまな人に出会い、経験を積み重ねていきます。 ユニークな授業、併設する夜間中学に通うおじいさん、おばあさんとの交流、街で出会った人との何気ない会話。そんな日常を楽しみながら、しかし一方で、基地のある島、地上戦のあった島ゆえの現実にも真正面から向き合い、自分には何ができるのかを深く考えます。その貴重な記録が本書です。 本書のもとになっているのは、北陸中日新聞で2015年4月~2018年3月まで31回にわたって連載された「菜の花の沖縄日記」。それに卒業後の文章3本と、珊瑚舎スコーレの星野校長、遠藤事務局長との座談会を加えて1冊にまとめました。 「菜の花の沖縄日記」は連載時から静かな反響をよんでいましたが、あるとき、沖縄テレビのディレクターの目に留まります。沖縄の基地問題をこれまでとは異なる方法で伝えたいと考えていたディレクターは、彼女を主人公にドキュメンタリー番組「菜の花の沖縄日記」を制作。その番組は「地方の時代映像祭2018」のグランプリに輝き、全国でも放送され、話題となりました(映画化され、2020年2月に沖縄・桜坂劇場で、3月28日からは東京のポレポレ東中野で公開されます。その後順次、全国公開の予定です)。 それと同時に、この原作である北陸中日新聞の「菜の花の沖縄日記」にも注目が集まり、書籍化を待ち望む声が多数あがりました。 日記に出てくる沖縄の歴史や言葉、時事的な問題については注もつけました。 沖縄にはじめてふれる人にとってもわかりやすい内容で、中学生、高校生、菜の花さんと同世代の若い人たちにもぜひ読んでほしい一冊です。 まえがき Ⅰ 沖縄日記 目をひらいて、耳を澄まして 2015年4月~2016年3月 おじい、なぜ明るいの? 三線、もっと弾きたい! 一年の振り返りの日 悔しい、でも楽しい。ハーリーに燃えた6月 「がんまり」で生きていることを再確認 島を守る小さな叫び 辺野古きっと希望ある 戦争は、人を守らない まだ見つかっていない家族の遺骨 海を越えて見えること 違う空気を吸って元気になる 昼の生徒と夜の生徒で作り上げた舞台 自分の核をつくりたい 2016年4月~2017年3月 アンテナを張って自分の場所で生きよう なぜ、繰り返されるの? お供えが並ばなくなったら…… 必要とされる働き手になりたい 白装束を着て、神人になった夜 私の軸ってなんだろう? 月を見上げて生きよう また、どこかで会おうね あの世のお正月を体験 一緒につくることのむずかしさ 私と沖縄がつながった 2017年4月~2018年3月 記憶を風化させてはいけない 初めて知ったハーリーの醍醐味 どうすれば自分ごとにできる? 心地いい金細工の音、いつまでも どう自立するか考える どんな社会を望むの? 石垣のいま、耳傾ける旅へ 事故のたびに浮かびあがる現実 なぜ明るいのか、そのわけ Ⅱ 沖縄を離れてからも 追悼 翁長雄志さん 辺野古で涙がとまらなくなった あなたもわたしも無力じゃない Ⅲ 珊瑚舎スコーレゆんたく 星野人史×遠藤知子×坂本菜の花 学校は一つの文化。それを体験することによって 人間が解放されていく。そういう学校にしなくちゃいけない 著者について 坂本菜の花(さかもと・なのはな)。 1999年、石川県珠洲市生まれ。中学卒業後、沖縄の無認可学校「珊瑚舎スコーレ」に進学。2018年3月卒業。現在は実家の宿を手伝う。ときどき家出してあちこち訪ね歩く。好きなことは畑作業とつまみ食い。
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世界を信じるためのメソッド
¥2,200
内容説明 人を救い、世界を幸せにするはずのメディア。なのになぜ、進化したはずのメディアを手にした私たちは同じ過ちを繰り返すのか? 何のために、今、リテラシーが必要なのか? 大幅増補を付す。 目次 もくじ メディアは人だ。だから間違える。 メディア・リテラシー、誰のために必要なの? キミが知らない、メディアの仕組み 真実はひとつじゃない 新版のための増補 あなたが変わるとき、メディアも変わる
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【中古】経験の政治学
¥2,000
タイトル:経験の政治学 著 者:R.D.レイン 出版社:みすず書房 出版年:1974年第2刷(1973年初版) カバーに日焼け傷みあり。 本体にもシミあり。 「もし私たちが経験を奪われたならば、私たちの行為も奪われてしまうことでしょう。そして、もし私たちの行為が、いわば、子供たちの手からおもちゃをとりあげるように私たちの手からとりあげられたなら、私たちは私たちの人間性を失ってしまいます。私たちは目を眩まされはしません。人間は別の人々の人間性を破壊することができますし、また破壊しております。そしてこうしたことが可能であるための条件は、私たちが相互依存的であるという点にあります。私たちは、自分を照らす光を反射しあう以外には互いに何の影響も及ぼさないような、自己充足的モナドではありません。私たちは他の人々と互いに作用しあい、善にも悪にも変化させられるのです。」 『ひき裂かれた自己』『自己と他者』の著者、精神科医レインによる論文集。「反精神医学」の立場から、経験をめぐる欺瞞、制御、隠蔽、歪曲、破壊、といった「政治学」が考察される。 ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。
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宗教右派とフェミニズム
¥1,980
紹介 1990年代から2000年代初頭のバックラッシュから、安倍晋三政権以後の家族や女性、LGBTQ+をめぐる政策と右派・宗教との関係までを、具体的な政策や運動、テーマにフォーカスして解説し、フェミニズムの立場・視点から問題点を検証して論点を提起する。 解説 2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件。 これを受けて企画・配信された『ポリタスTV』の「宗教右派と自民党の関係――ジェンダーと宗教」(前篇・後篇)は、5日間限定の無料公開で10万回以上再生され、大きな反響を巻き起こした。 この配信コンテンツをもとに、全編書き下ろしでジェンダーやセクシュアリティ、家族をめぐる政治、それと宗教右派との関わりをまとめるのが本書である。 1990年代から2000年代初頭のバックラッシュから、安倍政権以後の家族や女性やLGBTをめぐる政策と右派・宗教との関係までを、具体的な政策や運動、テーマにフォーカスして解説し、フェミニズムの立場・視点から問題点を検証する。 知られざる宗教右派の実像と1990年代から現在まで続く苛烈なバックラッシュの実態を明らかにする問題提起の書。 目次 はじめに 第1部 安倍政権以前――一九九〇年代後半から二〇〇〇年代初頭のバックラッシュ バックラッシュのはじまり 前史――ウーマンリブ、第二波フェミニズムの広がり 優生保護法改悪運動と生長の家 「家庭基盤充実政策」と、それに抵抗した女性運動 「国際女性(婦人)年」と男女共同参画 一九九〇年代のバックラッシュ 性教育バッシング 選択的夫婦別姓への批判 「日本の教育を考える母親の会」とは 日本軍「慰安婦」問題と「新しい歴史教科書をつくる会」 「ジェンダーフリー」バッシング 拡散する「カタツムリ論」 男女共同参画推進条例と「日本時事評論」 山谷えり子と「過激な性教育」キャンペーン 都立七生養護学校(当時)の性教育に対する攻撃 「産経新聞」が果たした役割 都城市と統一教会 統一教会の関係者らが福井県や富山県行政の男女共同参画推進員に 男女共同参画図書や図書館蔵書もターゲットに 第二次男女共同参画基本計画(二〇〇五年)と「ジェンダーフリー」の削除 第2部 安倍政権以後――二〇〇〇年代中盤からのバックラッシュ 第一次安倍政権以降のジェンダー、セクシュアリティ、家族をめぐる政策と宗教右派 教育基本法改悪と「家庭教育」の導入 親学 親守詩 親学推進議員連盟 家庭教育支援条例 夫婦別姓問題に対する右派の運動 日本会議系の反対運動 旧統一教会系の反対運動 第五次男女共同参画基本計画(二〇二〇年)での夫婦別姓の後退 「女性活躍」「一億総活躍」 トイレと女性活躍 官製婚活・少子化対策 婚活議連、全国知事会、婚活・ブライダル業界 企業コンサルタントと「企業子宝率」 「女性手帳」から「ライフプラン教育」へ ライフプラン教育推しの右派シンクタンク 「恋愛支援」と内閣府「壁ドン」研究会 プロライフと右派運動 加賀市の「生命尊重の日」条例と「生命尊重センター」 プロライフによる「こうのとりのゆりかご」「妊娠SOS」 学校現場に浸透する旧統一教会系の禁欲教育 自民党改憲案 日本会議系の女性に向けた改憲運動――『女子の集まる憲法おしゃべりカフェ』や憲法「かえるん♪」エコバッグ 「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と「家族」 第二十四条改憲が意味するものと「家庭基盤充実政策」 性的マイノリティの権利と右派運動 渋谷区同性パートナーシップ条例反対運動 自民党「性的指向・性自認に関する特命委員会」の紆余曲折 杉田水脈の「生産性」「男女平等妄想」「保育所コミンテルン」発言 神道政治連盟と世界日報社のLGBT冊子 LGBT理解増進法案をめぐる顛末 包括的性教育とLGBTQ+批判 トランスジェンダー差別の激化 「歴史戦」 右派団体による北米や国連を舞台とした「歴史戦」活動 「邦人がいじめられている」言説と右派による裁判 海外居住者団体の「歴史戦」 杉田水脈衆議院議員と「慰安婦」問題 歴史修正本などの送り付けとラムザイヤー論文問題 宗教右派と「歴史戦」 バックラッシュの政治を捉え直す あとがき 解説 津田大介 著者プロフィル ポリタスTV(ポリタスティーブイ) ネオローグ(代表:津田大介)が運営する政治情報サイト「ポリタス」から派生したネット発の独立型報道番組。「ポリタス」編集長の津田大介がMCも務め、平日毎日午後7時から多彩な専門家をゲストに迎えて番組を放送している。 山口 智美(ヤマグチ トモミ) 1967年、東京都生まれ。モンタナ州立大学社会学・人類学部准教授。専攻は文化人類学、フェミニズム。共著に『ネット右翼とは何か』(青弓社)、『海を渡る「慰安婦」問題』(岩波書店)、『社会運動の戸惑い』(勁草書房)など。 斉藤 正美(サイトウ マサミ) 1951年、富山県生まれ。富山大学非常勤講師。専攻は社会学、フェミニズム・社会運動研究。共著に『まぼろしの「日本的家族」』『国家がなぜ家族に干渉するのか』(ともに青弓社)、『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩書房)、『社会運動の戸惑い』(勁草書房)など。 津田 大介(ツダ ダイスケ) 1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、「ポリタス」編集長/「ポリタスTV」キャスター。著書に『情報戦争を生き抜く』『ウェブで政治を動かす! 』(ともに朝日新聞出版)など。 上記内容は本書刊行時のものです。
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米軍と農民 ー沖縄県伊江島ー
¥946
かつての激戦地沖縄県伊江島.米軍占領後は島の六割が爆撃・落下傘降下等の演習地として使用されてきた.肥沃な土地で農耕に生きるはずであった島の人々は,土地を取り上げられ,家を取り壊されて,止むなく米軍を相手どった必死の闘いに立ち上がった.本書は,農民の苦難に満ちた生き方と,彼らの長く粘り強い闘いの記録である. (岩波書店HPより)
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批判的想像力のために グローバル化時代の日本
¥1,650
「歴史教科書問題」や『敗戦後論』論争に介入しつつ、虚無的ナショナリズムとネオリベの共犯状況に対抗する理路を切り拓いた論考。10年後の今、一層切実な発言となって甦る。解説=岩崎稔 (平凡社HPより)
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日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか
¥1,012
なぜ米軍基地はなくならないのか? なぜ日本人は自国の領空を自由に飛べないのか? なぜ米軍機が墜落しても日本警察は出だしをできないのか? なぜ事故後も原発を続けようとするのか? 戦後70年を超えてもアメリカの「占領状態」が続く日本のおかしさを白日のもとに曝し、大反響を呼んだベストセラー。 戦後70年を超えてもアメリカによる「占領状態」が続く日本。 このわが国最大のタブーを白日のもとに曝し、大反響を呼んだ衝撃の書。 いま、羽田空港発着枠拡大のため、民間機が都心上空を飛ぶ新ルートができることが話題になっています。 新ルートに関する米国との合意間近とのニュースが流れている。 しかしなぜ、日本(自国)の領空を飛ぶのに、米国(他国)の合意が必要なのだろうか? それは横田に米軍基地があり、彼らが指定する広大な横田空域では、日本の飛行機は自由に飛べないから。 横田空域の存在は、近年多くの日本人にも知られてきた。 しかし、これが世界の常識からかけ離れたものすごくおかしなことだと気づいている日本人はどのくらいいるだろうか? じつは独立した主権国で、自国の領空を、他国の軍用機が我が物顔で飛び回っている国は日本だけ。 筆者はその理由について、先行研究をもとに丹念に整理し、 戦後から70年を超えていまでも続く米国による日本占領の歪んだ構図を、明らかにする。 今回の文庫版では巻末に、この異常な事態を終わらせるためのヒントも提示。 平成も終わろうとするいま、全国民必読の一冊。 (講談社HPより)
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本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること
¥990
「沖縄・超初心者」だった著者が、ツテなし・コネなしで沖縄の米軍基地を体当たりで取材。普天間、辺野古、嘉手納、ホワイトビーチなど沖縄本島にある全米軍基地を探訪し、「戦後日本」に封印された驚くべき事実をあばいていく。ノンフィクション作家・矢部宏治の痛快無比なデビュー作。カラー写真・地図満載。 この本の目次 1 沖縄から考える(ペリーはなぜ、最初に那覇にきたのか 沖縄には、6人の帝王がいた 普天間は「法律上の飛行場」ですらない 占領はまだつづいている 鳩山首相はなぜやめたのか ほか) 2 戦後史から考える(日本国憲法と日米安保条約 アメリカの対日政策 CIAと戦後日本 日本テレビとCIA 戦後体制の守護神・司馬遼太郎 ほか) (筑摩書房HPより)
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戦争に負けないための二〇章
¥1,980
紹介 戦後70年を経て、ついに「戦争する国」になった日本。とはいえ、戦争に負けるわけにはいかない。負けたときの悲惨は歴史が物語っている。じゃあ、どうすれば戦争に負けない自分でいられるのか? ファシズム文化研究の第一人者・池田浩士と、シュルレアリスムを駆使する染色画家・髙谷光雄による、共考と行動のための絵物語。安保関連法案の施行、憲法改正が憂慮される新たな戦時下のいま、「戦争とはなにか」を自分の言葉で語るための必読書。 巻末附録=ブックガイド「戦争に負けないために読みたい二〇冊」 * 「戦争とはなにか」「戦争に抗するにはどうすればいいのか」を考えるために、すべてのひとに手にとっていただきたい1冊です。本書を読んで、見て、考えたことを、ぜひ友人や家族、恋人と話し合ってみてください。できればもっと人数の多い場所で、みんなで話しあう場があれば素敵です。 そして、では、次になにができるのか。それを著者のふたりと一緒に、さらに深めていければと願っています。 目次 はじめに 第1章 戦争は平和のためのたたかいです 第2章 自衛権はすべての国の基本的権利です 第3章 国を愛する心は国民を結ぶ絆です 第4章 徴兵制反対は臆病で卑怯な利己主義です 第5章 戦争、それは科学技術と文明の進歩をもたらします 第6章 戦争、それは人間の心を美しく純粋にします 第7章 戦争、それは他者への信頼と自己責任を教えます 第8章 戦争、それはボランティア精神を生かし輝かせます 第9章 私たちを脅かす敵は軍事力でしか防げません 第10章 軍備増強ほど確実な経済成長政策はありません 第11章 機密保持と情報管理は完全でなければなりません 第12章 それでも一国では国を守ることはできません 第13章 日本の戦争はすべて平和と正義のためでした 第14章 欧米諸国は侵略によって世界を支配してきました 第15章 日本の戦争によって多くの国が独立しました 第16章 戦後の日本は平和的に世界進出を果たしました 第17章 戦後七〇余年、日本は一度も戦争をしていません! 第18章 自由を尊ぶ日本はこれからも平和を大切にします! 第19章 平和は一億総活躍社会によってこそ実現できるのです! 第20章 平和のための戦争を一億国民が支えましょう! 戦争に負けないために読みたい二〇冊(池田浩士選) あとがき(池田浩士、髙谷光雄) 著者プロフィール 池田 浩士 (イケダ ヒロシ) (文) 1940年生まれ。1968年から2004年まで京都大学、2004年から13年まで京都精華大学に在職。専攻は現代文明論、ファシズム文化研究。 おもな著書に、『虚構のナチズム:「第三帝国」と表現文化』(人文書院)、『石炭の文学史:[海外進出文学]論・第二部』(インパクト出版会)、『ヴァイマル憲法とヒトラー:戦後民主主義からファシズムへ』(岩波書店)、『池田浩士コレクション』(全10巻、刊行中、インパクト出版会)など多数がある。 髙谷 光雄 (タカヤ ミツオ) (絵) 1941年生まれ。1982年から2011年まで、京都精華大学に在職。染色作家。 おもな発表に、Rozome Masters of Japan(アメリカ)、textile in future expression(大阪、金沢、沖縄、北海道、福岡)、「転形期の作家10人展」(京都)、「いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちが語りかける展覧会」(京都)など多数のほか、21回個展を開催している。
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【中古】秘密保護法何が問題か
¥1,000
タイトル:秘密保護法何が問題か 著 者: 出版社:岩波書店 出版年:2014年 「何が秘密? それも秘密」――中身の検討も不十分なまま可決された秘密保護法。秘密を漏らした公務員のみならず市民も罰される可能性のある危険な法律として、短期間のうちに世論が盛り上がった。本書は、この法律の論点を網羅し、第一線の研究者によってその危険性を明らかにする。逐条解釈と豊富な資料編も収録。(岩波書店HP) ※中古品のため、ある程度の使用感・経年劣化、傷み、日焼けなどがある場合がございます。また、帯や付録等の欠品がある場合がございます。予めご了承ください。