2024/01/17 18:26

私たちは、出会いと別れを繰り返す。

それが人生ともいえる。

こんなありきたりな文章で書き始めてしまったわけだが、私はずっと書きたかったことを書こうとしている。


それは、不意に私の人生からいなくなった人のことである。

いなくなったといっても、ただ会わなくなっただけでどこかで生きているだろう人でもあるし、時には既に亡くなった人のこともある。

私の頭の中には何人ものいなくなった人たちの顔が住み着いている。ことあるごとに現れるのだ。

そういう意味では、いなくなっていないのだけど、私は彼、彼女らとかかわることはないだろうし、一般的にいなくなった人と言えるだろう。そういう人物について書きたい。


なぜ、その人は私の頭の中、ないし心に住み続けるのだろうか。

誰もがそういう人の独りやふたりはいるのではないかと思うそんな人がなぜ、存在するのだろうか。


そのもやったした何かを私の想像力で埋め合わせてみたいと思った。


題して「いなくなった者たち」


なんて自己中心的なタイトルなんだろうと思う。

彼、彼女にとって時に理不尽な出来事があったりもしたことを私はなんとなく知っている。

それでも、私は呑気に生きてしまった。

私は私として今ここで生きているからこそ、どこかに漂うなの人について想像したい。


私自身、父親の転勤で小学生時代は何回か転校した。地元の子たちにとっては、私は、不意に来ていなくなった者だったと思う。でも、私には転校生としての人生があった。背景には様々な社会的な事象がある。

私の人生についてはまたどこかで書きたい。


次回以降の更新で、いなくなった者たちと対話していきたい。