2024/02/14 15:08
2月3日
我が家に新しい命が誕生した。
予定日から2日遅れて産まれた節分ベイビー。
上の子も一緒に出産に立ち会った。
深夜に陣痛が始まり、早朝に病院へ。
妻の背をさすり、手を握り、骨盤を押さえ、
陣痛に顔を歪める妻を励ます。
強くなる陣痛。
お昼前。ついに出てくる!
いきむ妻。握る手の力が強くなる。
ナースコール。
助産師と医師が赤ちゃんを取り上げる準備を始める。
いきむと一気に赤ちゃんが滑り落ちてくる。
母と子をつないでいたへその緒が切られ
赤い人の形をした者が大きな声を上げて泣いている。
妻も泣いている。僕も泣いている。
上の子はじーっと新な生を受けた者を見つめている。
産まれてきたばかりの赤ちゃんは母の胸にのせられて初めての対面を果たしたら
すぐに別室で検査やらなんやらをうける
母への一連の処置も終え、お産は一段落。
子どもはへその緒が少し首に巻いて出てきた関係で顔色が少し悪かったが、酸素の濃度も順調。
いわゆる母子ともに健康。
とはいえ、歴戦の戦士のごとく疲れはてている。
それでも幸せに満ちた顔で赤子を見つめ、上の子の朝からの頑張りを讃えている。
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自分で子を産めない僕は彼女にはかなわないと思う。
自分の体を変化させてお腹の子のために過ごした期間は終わりを告げ急速にまた違う体に変化していく。
母になった体が体験する神秘と言えばあまりにもスピリチュアルだろうか。
しかし、自然は人間の体をこのように進化させた。
泣くことと乳を飲む以外なにも出来ないまま赤ちゃんを外に出し、それを必死になって子を守るように作られた人間の体。
だからこそ、ひとりでなく、誰かと共に子育てをし、この社会に助けられる必要がある。
異次元でも何でもいい。
この世に産まれる可能性があるすべての命に対して開かれた社会であれ。
この世に産まれた命が全うに生きられる社会であれ。
この世に新たな命を産み落とした者が報われる社会であれ。
全ての人類が平和に、そして幸福に生きられる世界であれ。
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我が家に新しい命が産まれた
ひんひんとミルクをもとめ
ひんひんとおしめを変えろとせがむ
きょろきょろと辺りを見回して
あなたは何を想うのでしょう
この広い野原の上で何を想うのでしょう
私たち家族は、あなたが産まれるという革命の世を生きます
あなたに導かれ、
あなたのために為すべきことを行います
これも全て、あなたの思し召し