2024/05/28 08:02
社会人になって花粉症になった
幼少期からのアレルギー性鼻炎と重なって花粉でも出るようになってきた。
小学生のころから通年でひどい鼻炎があった。
季節の変わり目には手にひどい湿疹もでた。
高校生になって、湿疹や鼻炎も弱くなってきた。
たぶん、成長とともに体も強くなったんだと思う。
大学時代もなんともなかった。
よくなっていくものだと思っていた。
なのに、数年前から家にはアレグラとアレジオンが常備してある。
花粉の季節に目が痒くなり、鼻水、くしゃみが止まらなくなった。
耳鼻科に行ってもその時の薬を出してくれるだけだ。
「息苦しいですか?」
「息苦しさはないです」
「うーん。普通はこのくらいならとても苦しいはずです。」
なんやこの会話。と思う。
もう、苦しみも感じられないというのか。
それでもくしゃみがキツいときにはアレジオンを飲む。
これが一番からだにあっている。
不安なときはアレグラを1錠飲む。
僕は今、不安だから薬を飲んでいる。
どこか不健全さを感じる。
健康であるべきだとは言わない。
症状を緩和する薬の意義を否定しない。
生理痛でバファリンを飲む人。
眠れなくてドリエルを飲む人。
鬱気味でデパスを飲む人。
薬と僕らの人生の結び付きは強く。安心感と安らぎと隣り合わせだ。
社会生活を送るための相棒だ。
なんだこの社会。
オーバードーズが社会問題になる。
アメリカならオピオイド中毒が深刻だというが、この社会を凝縮して、煮詰めた時に、アディクションが現れるのだろうかと思う。
仕事の不安。
この社会で生きていく不安。
乗り越えるために薬に頼る社会。
休めない社会。休んだら死ぬ社会。
その一端に僕らは生きる。